BUMP新曲“アリア”、ライブの興奮のままドラマ『仰げば尊し』での初オンエアを観た!
2016.07.18 15:15
昨夜の終演後ブログにも書いた通り、BUMP OF CHICKENのスタジアムツアー「BFLY」のラストを飾る日産スタジアム2DAYSでライブ初披露された新曲“アリア”。
今日18日の22時からは『SCHOOL OF LOCK!』(TFM/JFN系38局)で“アリア”がラジオ初オンエアされることも発表されたが、どうしても夜のうちにもう一度、ライブの興奮冷めやらぬ間にもう一度聴いておきたい!と思い、帰ってすぐにTBS日曜劇場『仰げば尊し』の録画を観た。
問題山積みの高校で吹奏楽部の顧問に着任した元プロサックス奏者・樋熊(寺尾聰)と、かつてバンドを組んでいた青島裕人(村上虹郎)・木藤良蓮(真剣佑)ら不良グループ、有馬渚(石井杏奈)はじめ吹奏楽部の部員たちの、近くて遠い関係を描いた第1話。
ドラマのエンディング――青島が衝撃の行動に出たところで、いよいよ主題歌“アリア”がフェードイン!
疾走するビート感の中、中低音のキーながら決然とした躍動感に満ちたAメロ〜Bメロ。サビで聴かせる晴れやかなメロディ、シンガロング必至の♪オーオーオーオーというコーラスのスケール感……7万人収容の大空間に広がったサウンドの色彩感の記憶が、オンエア部分からもまざまざと蘇ってきた。
今回のツアーの軸となった最新アルバム『Butterflies』にも多彩なアンセムが収められているが、今回ライブで/テレビで披露された“アリア”の高揚感はそのどれとも異なるものだ。
「アリア」という言葉は「オペラなどで歌われる、叙情的・旋律的な特徴の強い独唱曲」を意味する。
それぞれに事情を抱えた登場人物が、反発しながらも絡み合っていくドラマ『仰げば尊し』の物語と併せて考えると、ひとりぼっちの心の独唱が重なり合って、やがて壮大なコーラスを描き出していく――という理想的な光景が、“アリア”の先には広がっているようにも思える。
ツアーファイナルのこの日、初めて聴いた人も多かったはずの日産スタジアムで、曲の後半では早くも大合唱の輪を客席に生み出していたことも、“アリア”という楽曲の訴求力を証明しているように思えて、なんだか嬉しかった。
今秋スタートのTVアニメ『3月のライオン』にはオープニングに新曲(タイトル未定)を提供することが決定しているし、日産スタジアムでのMCからは、藤原がさらなる新曲モードにあることが十分に窺えた。
スタジアムツアーは終了したが、BUMPの精力的な季節はまだまだ続くようだ。(高橋智樹)