【速報】the HIATUS、ツアー後半戦の熱狂に触れた!

【速報】the HIATUS、ツアー後半戦の熱狂に触れた!

7月から続く『Hands Of Gravity Tour 2016』の14本目。新木場スタジオコースト。ネタバレは避けるが、オーディエンスの感受性を思い切りこじ開けるような刺激的な登場SEに始まって、そこからは片時も気を抜けないロックスペクタクルが広がる。

『Hands Of Gravity』は、the HIATUSのどこまでも前衛的で冒険的なアンサンブルと、目一杯直情的な歌心が混在したアルバムだった。これがライブではどうなるのかというと、両方が混ざり合った状態で目の前にどん、と差し出されるのだ。なんだ、このとんでもないロック体験は。

高度なアンサンブルが、肉体的に衝動的に躍動するさまも素晴らしいけど、その音を主旋律によって縫い合わせるのではなく、包み込んでひとつに纏め上げてしまうような細美のボーカルワークが異様な迫力だった。本人は「最近、飲んでも飲んでも声が出る」と語っていたが。

生を戦う者の美が育まれる、素晴らしいステージだった。終盤、ファイナルでもないのに、細美は「行ったことないとこまで行きてえなあ」と告げていた。

あと、カープ優勝と、それを喜ぶウエノをオーディエンスが祝福する一幕での挨拶は「みんな、ジャイアンツファンなんでしよ? クライマックスシリーズで会いましょう」とのことでした。(小池宏和)
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