動物殺処分ゼロ支援プロジェクトのライブ「ブレーメン」@東京国際フォーラム。明日の公演もあるので、ネタバレに気をつけながら書きます。ざっくり言えば、愛しかないライブだった。

プロジェクトの趣旨がそうだから、ということだけではなくて、自分たちの音楽に触れてくれる人々に対し、果てしなく誠実な愛で応えるライブだった。音楽の力で、人々の心を動かすことから始めるライブだったのだ。

テーマ曲となった“Hey Ho”もまさにそうで、押し付けがましく行動を促す歌ではなく、一歩を踏み出す怖さに向き合おうとする歌になっている。愛があるから、本当の意味で人の心を動かすことが出来るのである。

セカオワというバンドは、「やれることをやる」バンドではない。「やりたいことがあるから、何が何でも知恵と技術を追いつかせる」バンドだ。今回のライブも間違いなく、そんなセカオワの歩みの延長線上にあった。

全編が、音楽的に美しい構成のセットリスト。慣れ親しんだ名曲たちなのに、何度も驚かされたり震えたり笑顔にまみれたりする。明日のライブに参加する人は、たっぷり期待して欲しい。後日公開のライプレポートを、がっちりと書きます。（小池宏和）