いよいよ今週公開となる全米大ヒットの下ネタ満載規格外アメコミ・ヒーロー『デッドプール』、
サントラ盤が先週既に発売されたのだが、これがもう最高！
音楽を手掛けるジャンキーXLことトム・ホルケンボルフの才能が、またもやほとばしっている。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はもちろんのこと、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』なんて、もし彼の音楽がなかったら戦闘＆チェイス・シーンの迫力は絶対に半減していたはず……。

しかしこの『デッドプール』のサントラでは、彼お得意の重低音バッキバキの迫力のインストで緊張した矢先、
ムーディーな懐メロやヒップホップなどが絶妙に挟み込まれ、その緩急がなんとも心地よく、デスクワークのBGMとして聴いているとむちゃくちゃ仕事がはかどるのだ！　
……というのは私だけ？　
そんなわけで絶賛ヘヴィロテ中。よかったらチャレンジしてみてください。

ロッキング・オン6月号、内瀬戸久司さんの連載コラム『No More ポップコーン泥棒』にもレヴュー掲載しています。
ジュース・ニュートンの“夜明けの天使”のさわやかな歌にのって、血みどろの戦闘を繰り広げる冒頭に始まって、リンプ・ビズキットやシニード・オコナーのネタ・ツッコミ、ワム！のへのこだわりなど、音楽好きにとってもツボがいっぱい。（井上貴子）