2018年のフジロック以来6年ぶりの来日、単独公演は13年ぶりとなる今回のツアー、東京ガーデンシアターには往年のファンから家族連れまで幅広い層が集結していた。
開演時刻を過ぎた19時15分頃、"ロデオ・クラウンズ"からの"イフ・アイ・ハッド・アイズ"でライブをスタート。バックに映し出される波、海中や空など自然の映像とともに、デビューアルバムから最新アルバムまで満遍なく、長年愛される名曲を披露していく。"アップサイド・ダウン”では「私のともだち」と日本語で話しながら、キーボード、ドラム、ベースのバンドメンバーを紹介。そしてバンドメンバーも参加した厚みのあるコーラスとともにジョン・ホルトの"Time Is The Master"、サブライムの"Badfish"などのカバーを滑らかに繋げ披露し、意外な展開に観客から歓声があがっていた。
アンコールではアコースティックギターを持ち1人でステージに戻ってくると、「口笛が下手になっちゃったから手伝ってね」と言いながら"アイ・ガット・ユーを披露。最後は、奥さんのクリスマスプレゼントとして作曲した"エンジェル"から流れるように"ベター・トゥゲザー”を歌い幕を閉じた。
8000人規模の会場とは思えないほど親密でアットホームな空気で満ちていた2時間。暗いニュースで心が疲れてしまうことも多い今の時代に、人や自然の繋がりを思い出させ、癒やしをもたらしてくれる心地よい時間でした。 (石原有紗)
ジャック・ジョンソン、13年ぶりの来日ツアーを観た!
2024.02.29 14:00