現在発売中のロッキング・オン4月号では、ライドのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「今回のアルバムはある意味、自分達の内側について本音で語っているもので、
今回のアルバムの曲自体が、お互い内側に抱えているものをあけすけに出して語り合う場みたいなもの」
●最新作『インタープレイ』は、シンセ主体のポップなナンバーから荘厳な超大曲まで非常にバラエティ豊かにライドのハーモニーの美学が貫かれた素晴らしい作品です。
「ありがたいね、そんな風に言ってもらえて。今回のアルバムはとりあえずマークのスタジオに集まって話をしようってところから始まったんだ。で、そこにコロナが加わって長いあいだ集まって演奏するどころか会うこともままならない状態でいたわけだ。それが明けた後に、4人でスタジオでの再会から始めたんだけど、何しろ長いこと会ってなかったものだから、一から関係性を作り直すみたいな感覚でね。だから最初の一歩はほんのささやかなもので。マークのスタジオにはシンセサイザーが大量にあって、みんなでそれをいじりながら、土台になるアイデアのさらに大元になる種みたいなものから作っていったんだ。ひたすらジャムをし続けてそのときの音源が大量に手元に出来上がってきて。そのうちメンバー4人だけでは手がまわらなくなり、前回のアルバムにも参加してくれていたリッチー・ケネディを助っ人として呼んで。そのあたりからアルバムに繋がりそうな可能性が見えてきたって感じで。自分の中で決定的だったのは、ロズが曲のタイトルとして提案した“Last Night I Went Somewhere to Dream(昨晩、夢を見るためにあるところに行った)”ができたときで、ライドってバンドの音楽を象徴するのにこれ以上の完璧なタイトルがあるか?って思ってね! ライドの美学がまさに一行の中に凝縮されているような……それを土台にして自分が曲の骨組みを作っていったんだけど、トーク・トークっぽいと思ってさ、“愛する人へ”みたいなどちらかというとポップ寄りな後期の。アルバムで言うと『カラー・オブ・スプリング』あたり。あるいはティアーズ・フォー・フィアーズの“ルール・ザ・ワールド”、U2の『焰』、デペッシュ・モードの『ヴァイオレーター』だとか、80年代中盤から後半にかけてのポップの影響が出てきてね。というのも今回、先ほどの経緯もありシンセとかキーボードを多用して、そうした影響をライドなりの表現に落とし込んでいったという」
(以下、本誌記事へ続く)
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