フリコ:2月リリースのデビュー作が脚光を浴びるシカゴ発のインディバンドにインタビュー! 曲が生まれる魔法、そしてフジロックへの意気込みを語る

フリコ:2月リリースのデビュー作が脚光を浴びるシカゴ発のインディバンドにインタビュー!  曲が生まれる魔法、そしてフジロックへの意気込みを語る - rockin'on 2024年5月号 中面rockin'on 2024年5月号 中面

【今月の気になるあいつ】 フリコ

アメリカのシカゴ発、ニコ・カペタンとベイリー・ミンゼンバーガーによるインディロックバンド。今年2月にデビューアルバム『ホウェア・ウィーヴ・ビーン、ホウェア・ウィ・ゴー・フロム・ヒア』をリリースしたところ、Apple Music日本のアルバムチャートで11位まで上り詰め、各メディアも大絶賛。フジロックで初来日を予定している。


現在発売中のロッキング・オン5月号では、「気になるあいつ」にてフリコを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



●ニコ(・カペタン、Vo/G)さんはベイリー(・ミンゼンバーガー、Dr)さんと高校時代からの関係とのことですが、バンド結成までの経緯は?

「高校が同じで、音楽理論のクラスで席が隣だったこともあるけど、卒業するまで一度も話したことがなかったんだよ。それでベイリーが今作のエンジニアのジャック・ヘンリーとバンドをやっていて、僕がベース弾いてくれって頼まれたのがきっかけ。それでしばらくして僕の高校時代のバンドが解散して、そのときにベイリーにドラムをやってほしいって声をかけてこのバンドになったという」

●幼少期からの音楽的なバックボーンはどのようなものでしょうか。

「父親がずっと趣味でミュージシャンをやっていて大の音楽好きで、だから子どもの頃は車で聴くCDが主な音源で、ザ・ビートルズ8割、レッド・ツェッペリン少々みたいな感じでクラシックロックがメインで、それでエリオット・スミスが初めて自分で興味を持ったものというか、自分自身の好みで音楽を聴くようになった一つの節目だった気がする。ちなみに父親は今もカバーバンドでギターを弾いていて、母親は音楽とまったく関係ないけどすごく応援してくれているんだ。あと僕が楽器を初めて弾いたのは9、10歳くらいで、父が子ども用のギターを弾かせてくれたのが最初だったけど、でもちゃんと興味を持ってやるようになったのは5年生のときにドラムを始めてから。というわけで実は最初の楽器はドラム。まあベイリーの足元にも及ばないけどね」

●それでは作品について質問させてください。本作はストレートでノイジーなギターチューンがある一方で、バロックポップからフォークまで非常にバラエティ豊かです。ソングライティングのプロセスはどのように行われたのでしょうか。

「ほとんどは僕がギターで曲と歌詞を書いてそれをバンドに持って行ってドラムとベースのパートをそれぞれが書きつつアレンジするという感じかな。でもあまりに時間がかかりすぎたからプロセスをちゃんと説明するのが難しいんだよね。曲の核となるアイデアを考えるのは95%が作業で5%が魔法というか。曲が生まれるための唯一の方法がそのほんのちょっとの魔法だったりすると思う。無理強いできないから待つしかなくて。もちろん魔法が生まれるための努力は必要なんだけどやることをやったら後は願うしかないんだ」
(以下、本誌記事へ続く)


続きは、『ロッキング・オン』5月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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