必見! スマッシング・パンプキンズのビリー(改めウィリアム?)の最新インタヴュー

必見! スマッシング・パンプキンズのビリー(改めウィリアム?)の最新インタヴュー

サマーソニック公演のあと、アジアに飛び立ったスマッシング・パンプキンズ。
そこでCNN Asiaのインタヴューを受けているのだが、これがとてつもなく見応えがある。
冒頭から「ビリー・コーガン」と話しかけるインタヴュアーを、「いや、今はウィリアムなんだ」と正すところからもう最高(笑)。
しかも、理由が「ビリーって居心地悪くなるんだ。シワがあるのにビリーって、なんだか……」っていう。

それから、音楽業界、ロックンロール、母、父、スマパン黄金期(って言い切ったら嫌がるんだろうな)、スマパンのオリジナル・メンバー、プロレスなど、あらゆることについて語っているんだけど、もう気になる発言だらけ。

たとえば(かなり要約しちゃってますが)……

「ロックは組織化されちゃったけど、ぼくみたいな人間は発明できないんだよ。真似することはできるけど作れない。だからライヴってそういうもんなんだよね。たまにキング・コングみたいな気持ちになるよ、うぉ〜って。自分は欠陥のある人間だけど、自分はひとりしかいないから、そのひとりを観たいならライヴに観に来いっていう」

「ビジネス(ロック)にとって苦悩することは健全じゃないよ、ビジネスにとってクレイジーであることは良いけど」

「ある雑誌の取材で、ロックの未来はなんだって聞かれたんだけど、ぼくは”神”って答えたんだ。まさにロック・ミュージックでこれまで追求されていないのは神であり、自分としては完璧な答えと思ったんだけど、もちろんカットされていたよね」

「スマッシング・パンプキンズのオリジナル・メンバーからなにが学んだかっていうと、ホントの忠誠心とはなにか?ってことだな。というのも、自分は忠誠心を間違って解釈していて、ホントに撃沈するまでその認識にしがみついてしまったからさ」

「ぼくはアーティスティックな過激派として記憶されるだろうな。自分は優れたミュージシャンでありソングライターであるけど、ぼくが世に残す偉業と言えば、やっぱり過激派だったってことだろう。自分はあまり過激派のいない世界(ロック界)で過激派としてやってきたんだ。この世界には過激派が多いと思われがちだけど、実はほとんどいないんだよなあ」

とにかく、見応えあるので、是非、チェックしてください。

http://edition.cnn.com/video/data/2.0/video/international/2013/08/23/spc-talk-asia-corgan-smashing-pumpkins-a.cnn.html

しかも、こちら、スマパンのオフィシャルFBで紹介されていたんだけど、同時にアップされていたビリー(ウィリアム?)の写真も最高。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10151891767942642&set=a.87553772641.105199.7301722641&type=1&theater

来週発売のロッキング・オン10月号で、スマッシング・パンプキンズのサマソニ公演のレポートを書いています。こちらもぜひ。(内田亮)
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