去年に続いて、今年も行われた東京フィルハーモニー・オーケストラとのコンサートを東京芸術劇場で観る。
前回も思ったが、こうしたクラッシックな仕立てのコンサートだと、より坂本龍一のロック的なDNAが際立って見えるような気がする。僕がそのように見たがっている、という要素もあるかもしれないけど(笑)
一曲目の、繊細な弦の旋律が重層的に展開する「スティル・ライフ」が素晴らしかった。クラッシックとも現代音楽とも捉えられる曲だが、僕はとてもコンテンポラリーなロックとして聞いた。オーケストラの生演奏によって、とても大きなロックのグルーヴが生まれたと思った。
レディオヘッドやアーケイド・ファイアと拮抗しうる音がここで鳴っていると一人で興奮してしまった。
明日は名古屋で最終公演がある。