街を飲み込むようなサウンド。
今、バンドでこのエナジーとスケール感とエッジを出せるのはKing Gnuしかいない。
ネットの時代、デジタルの世界──それを飲み込みながら突き破るようなバンド・サウンドが、目の前のメンバー4人の肉体から生で弾き出されるという事実に思わずニヤついてしまう。
またバンドの時代が来るんじゃないかと、10年以上ぶりに本気で思えた。
そして、歌に満ちた祈りとブルース。
コミュニケーションの塵に埋もれてしまった感情の根源を、歌の中で解き放っていた。
感動的なライブだった。
King Gnuをスタジオコーストで観た
2019.03.03 21:28