今年も東京・お台場ULTRA PARK(特設会場)での開催が迫るULTRA JAPAN 2018。3日間開催の2日目となる9月16日(日)は、人気・実績ともに怪物級のDJたちがズラリと揃ったメインステージのラインナップが壮観だ。しかも、シーンでもっともストイックな熱狂を担うアクトばかりということで、参加者には体力配分に気をつけて、という言葉をかけずにはいられない。ぜひ、最後まで楽しみ尽くしてほしい。
●DJ Snake
フランス出身にして、ゲットー・ハウスやバウンス、トラップといったUSダンスサウンドの熱狂を巧みに横断してみせるDJ スネイクは、メジャー・レイザーのヒット“Lean On”の共作者としても知られる。筋肉を直撃する鋭いサウンドを目の回るような勢いで切り替え、問答無用のダンス空間を築く手腕は過去2回のULTRA JAPAN出演でも実証済み。この2018年は、ダンスホール・レゲエにエキゾチックな香りをブレンドしたユニークなシングルを次々発表しているので、そのあたりも楽しみだ。
●Armin van Buuren
ダッチトランスの王、アーミン・ヴァン・ブーレンは、2015年以来2度目となるULTRA JAPAN出演。壮麗なサウンドで包み込んで美しいメロディで大シンガロングを誘うさまが、目に浮かぶようだ。長年に渡り、さまざまな方法でトランスの普及に尽力してきたアーミンは、存在自体がひとつのカルチャーと言える。今年リリースしたEP『Blah Blah Blah』も、表題曲だけには留まらず素晴らしいクオリティのトラックが並んでいた。
●Steve Angello
今春に2作目のアルバム『HUMAN』をリリースしたスティーヴ・アンジェロだが、透徹としたエモーションの形を伝えるスティーヴ独自の世界観は今回も刺激的だった。しかしやはり、UMFでスウェディッシュ・ハウス・マフィアを復活させたことが気になる。遂に3人でスタジオ入りも果たしたというニュースも。
●Nicky Romero
“Toulouse”で世界中のダンスの現場にガイ・フォークスのマスクを増殖させたニッキー・ロメロは、フェスでもいるだけで盛り上がりが違う。今春のUMF(マイアミ)でロゼスとコラボ披露された“Where Would We Be”は温かみのあるフューチャーベース風ポップだが、やはり扇動的なパフォーマンスこそが身上。(小池宏和)
1日目、9月15日(土)の注目トラックをまとめた記事は以下。
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