色を持ち寄り、白地図を汚す楽しさ

XIIX『White White』
発売中
ALBUM
XIIX White White
UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介(Vo・G)と、レコーディングミュージシャン/ライブでのサポートミュージシャンとして各方面から引っ張りだこの須藤優(B)が結成した新バンド・XIIX(読み:テントゥエンティ)の初作品。須藤も参加していた斎藤のソロ自主企画「SK’s Session」の成果がいよいよ音源として形になった、と言っていいだろう。冬の朝の澄んだ空気から寂寞の夕映え、スリルと駆け引きの夜を縦断し、再び明け方に戻り……という時間軸を辿る14曲はバラエティ豊か。斎藤がラップする曲もあり。歌+多重録音したギターのみの曲もあり。トラックメイカーとしても手腕を発揮する須藤が、バッチバチのベースプレイを見せる曲も多数。アーバンでスタイリッシュな曲もあれば、歪んだ音越しに音楽で戯れ合う彼らの笑顔が透けて見える曲もある。斎藤による歌詞はクールだが、遊び心も忍ばせており、歌や音楽に対する情熱が時折顔を出しているのがいい。今は制限を設けず、このバンドでどんな化学反応が起こるのか、試して楽しんでいる段階なのだろう。今後の展開に注目だ。(蜂須賀ちなみ)
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