今年のフジでも、あるいは昨年のサマソニでも、ザ・シューズのステージの圧倒的な取っ付きやすさは異常だった。ベタに徹し、「トンガったことをやろう」という気持ちが一切ないのだ。BUZZでインタビューしたとき、…
来年1月に新作、その前に今月急遽来日も決まったヴァンパイア・ウィークエンド。その新作から公開された新曲“Horchata”がまた、マリンバやら打楽器とエレクトロが昼下がりの密林で鼻唄に興じるようなカリビアン…
2年ぶり新作となるこのアルバムが前作に続き本国UKでチャート1位を射止めたのも至極当然のことだ。というのは、シンセはじめエレクトロな要素を大量投入して格段に深度とスケール感を増したサウンドのせいでも…
ストロークスほど、ひいてはジュリアンほど、ロック・バンドとしてのキャリアについて悩まされた人も珍しいんではないだろうか。だってデビュー作で、ある意味完璧なアルバムを鳴らしてしまったのだ。その後になに…
今、ここにカートがいる。 伝説が蘇る、といった感覚ではない。悲劇のヒーローの在りし日の姿に涙する、といった感覚でも全然ない。むしろ2年後に起こる出来事をとりあえず横に置いておいて、今ここで歌うカート…
Coca-Cola zeroのCMソングとしてお馴染みの“ZERO”。金子兄弟による超骨太なビートはアドレナリン分泌を煽って止まないし、太刀のように重厚で強靭な切れ味で刻まれるJESSEのギターは心拍数を徹底的に上昇させ…
ダイナミックなストリングスと骨太なバンドサウンド、そして全編がサビのようなメロディがぶわーっとスピーカーから溢れてくる1曲目“Starting Over”を聴いただけで、先行シングル『Carry On』のインタビューで…
“陽炎”“X”“I Pass By”“帰り路をなくして”“ラストメロディー”“蛍”と、すでに全11曲中6曲のカードが明かされていたとはいえ、約2年ぶり・移籍後2作目のアルバムでそれらの楽曲が編み上げるストーリ…
片や直立不動でガスマスク、片やユニセックスなくねくねダンス――そんな両極端なソングライターの才能が拮抗する、凶暴かつエレガントな革新的エレクトロユニット、ソフト・バレエ。実は今年結成20年を迎えた電気…
たとえば《オラ オラ オラ オ》の太古の祭囃子の如き掛け声でアルバムの幕を開ける“ジャングル・ジャミン”にしても、《毎秒が伝説》(“グリセリン・クイーン”)、《命はいい 記憶だけは 守ってくれ 鉄カブ…
昔、スラッシュ・メタル四天王というのがあったが、メタリカ、アンスラックス、メガデス、スレイヤーの4バンドの中で最も音楽的に一貫しているのはこのスレイヤーだろう。一時は全体的にテンポを落としたアルバム…
07年リリースの1stアルバム収録曲が米人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」の挿入歌に使用されるなどし、じわじわと知名度を集めてきたスウェーデン出身のザ・マリー・オネッツ。1stで色濃かったニュー・ウェイヴ…
いわゆる「テムズ・ビート」と呼ばれたシーンのなかで台頭してきたホロウェイズだが、3年ぶりのセカンドは「いままでの全部ナシ!」と力強く言い切るような、生まれ変わったといってもいい大転機作。そもそもテム…
自分が生で体験したライブを、積極的に映像で観ることはあまりないのだが、それでもこのライブは絶対にもう一度観たいと、もう、観終わった瞬間からもどかしいほどに思った。五感、もとい全身全霊かけても掴めない…
こんだけ好き放題やっちゃったら、あとが大変だろうに。と余計な心配やらおせっかいすら焼きたくなるくらいに、とことん「好き」を詰め込んだアルバムだ。こってりとハードロック/メタルなリフやギター・ヒーロー…
二ヶ月連続シングル・リリース第二弾。前作『CANDY』がエロエロ&変態フェティッシュな「堕天使・堅」だとすると、清楚なメッセージの癒し系バラードである本作は「大天使・堅」バージョン。純愛映画の主題歌にふ…
くるりのデビュー10周年を記念した初のトリビュート・アルバムには、松任谷由実や奥田民生、曽我部恵一といった先輩ミュージシャンから、andymoriやanonymassといったニューカマーまで16組が参加。キセルや田中知…
まず声だ。ざらついた粒子とミルクのようななめらかな液体が薄く何重にも折り重なったような質感。幼児の心の柔らかさと、老人の心の襞の複雑さが合わさったような、性別さえないような領域にある存在感。草野マサ…
07年にブルックリンのオペラハウスBAMで行われた伝説のイベント『THE BQE』。オーケストラのスコアを書き、フラフープ・ダンサーを従えて、彼が撮影した映像を上映しながらのパフォーマンス。目撃できなかったファ…
サマーソニックでのライブが想像以上に素晴らしかったエレクトロ・ロックの新星、デルフィックの日本デビューEPがいよいよリリースされる。バンド形態でデジタルなサウンドをやっているというスタイル自体は別段…
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