氣志團 @ 日本武道館

氣志團、復活!! 3年ぶりのライブとなる日本武道館2デイズ、どんなに濃く長くトゥーマッチなものになるんだろう、2日目の今日は17時開演予定だから21時くらいまでかな、と思っていたら。
客電が落ちてSEが流れ始めたのが17:17でアンコールが終わってスタッフクレジット映像とツアー告知映像が流れ終わって客電が点いたのが19:54、つまり2時間半ちょっとでした。アンコールまで含めて全19曲。氣志團としては、ありえない短さ。びっくりした。というか意表をつかれた。

量・質共に「このためだけにわざわざ作ったの!?」と言いたくなる映像。何十人ものダンサー。
ある者はヒップホップ・ユニットを組んでラップをやり、ある者は殺陣を披露し、ある者はマネージャーまで登場させてスペースSMオペラ歌謡ショーみたいなことをやり、と、いちいちやりすぎでいちいち長尺な、メンバーそれぞれのコーナー。
どこまでが段取り通りでどこからが段取りオーバーか判然としない、そしてやたら長い、メンバー同士の寸劇みたいなやつ。
微熱男児や前説MCや演歌を歌う人やDJ KOREAなどの、ゲストというか「その他の登場人物たち」のコーナー。
って、すいません、一部キャラクター名忘れてますが、そして氣志團じゃなくお友達のDJ OZMAのライブも若干混じってる気もしますが、とにかくそんな感じで、演出やオマケや脱線てんこ盛りで、4時間とか4時間半とかかけて行われるのが氣志團のライブだった。
で、復活なんだから当然それをやるだろう、いやもっと度を越したものになるだろう、と覚悟していたら、それが一切なかったのだ。

映像は、オープニングと中盤の衣裳替えタイムの2回のみ。しかもいずれもシンプル。他の演出は一切なし。音楽以外の要素は、振り付けやコール&レスポンスと、相変わらず面白い(しかしいつもよりはずいぶん短い)しゃべりくらい、あとはひたすら曲を連打していくのみだった。で、それで最後までもってしまった、いや、もってしまったどころか、ステージの上も下も終始大喜びのすばらしいライブに、結果的になったのにも、びっくりした。

團長のMCによると、復活一発目は、あえてこういう何のギミックもないライブをやりたかったそうです。という意味で、いつも冗談めかして告白していたんだけど、今日はマジコクリだから、すごいおっかなかったそうです。それだけに、上手くいって、本当にうれしそうだった。たぶん、こういうライブをやるのは最後だと思う、とも言っていた。
では、以下、3年ぶりの氣志團のGIG、記しておくべきポイント。

●武道館のフロア中央にステージ。南向きを基本としつつ(※武道館の客席スタンドは、向きによって東西南北の名称が付けられている)、曲によって向きが変わったり、あるいはぐるーっと回り続けたりしながら、GIGが行われた。

●休止前とは風体が変わったメンバー、2人いました。ギター:星グランマニエ、以前は、上げて固めてるっぽいんだけどリーゼントとは言えない、なんだか中途半端なヘアスタイルでしたが、今日はトップが金髪、それ以外が黒の、ばしっとしたリーゼントになっていた。大正解だと思った。
同じく、ベース:白鳥松竹梅、以前は総髪(前がオールバックでうしろが長髪の「白髪じゃない海原雄山」みたいな頭)だったのが、彼もばしっとリーゼントに。これも正解だと思ったが、メンバー紹介の時、團長に「初代林家三平!」と連呼されていました。あははは。
そういえば團長のヘアスタイルもマイナーチェンジしていた。長い後ろ髪がなくなって、リーゼントのみになっていました。

●この日は團長の16回目の誕生日(永遠の16歳なので。と一応書いておきます)。よって、本編が終わって、客席からアンコールを求める声は、「ハッピーバースデー」の大合唱でした。再登場した團長、本気でうれしそうでした。

●個人的に、この日最も秀逸だと思った、かつ本音に満ちていると思った、團長のMC。
「何度も言うぜ! もっと俺たちのこと、チヤホヤして!!」

●で。選曲のせいか、バンドの進歩のせいか、全体に演奏がシャープになった(と僕は思った)。で、それによって、氣志團の基本の音楽性が、よりクリアに打ち出されたGIGだった気がした。
80年代末期・バンドブーム初期の、ニッポン歌謡曲スレスレなロックの、あの感じ。バンドブームでも、ブルーハーツ以降のビート・パンクな感じではなく、BOOWY・PERSONZ・ZIGGYな、あのライン。それが氣志團メロディのルーツだと僕は思っているんだけど、「ほとんど音楽しかやらない」GIGをやったことによって、その強さが改めて浮き彫りになった気がした。11曲目に披露された新曲も、まさにそういう曲でした。

最初にも書いたが、7月〜8月に、ZeppやBLITZを回るツアーを行うことが、アンコール後に発表された。これも楽しみ。(兵庫慎司)

1.房総スカイライン・ファントム
2.黒い太陽
3.雷電
4.勇気
5.ゴッド・スピード・ユー!
6.キラ キラ!
7.あばよ クレージュ・タクト、Baby…
8.朝焼けBANZAI
9.BOYS BRAVO!
10.俺たちには土曜日しかない
11.新曲
12.You&Me Song
13.One Night Carnival
14.鉄のハート
15.夢みる頃を過ぎても
16.國道127號線の白き稲妻

アンコール
17.友よ
18.恋人
19.愛羅武勇
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