レディヘに続くか? ナイン・インチ・ネイルズの動向に注目

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが公式サイトで、レーベルとの契約が満了となり、現在バンドはフリーの状態であることを10月8日に明らかにした。

ナイン・インチ・ネイルズは1994年から<インタースコープ>とレコード契約を結び、作品をリリースしてきた。なおそれ以前は<TVT>と契約していた。

今後については、同公式サイトで随時アナウンスされていくのだという。トレントは「俺は18年間レコード契約をしていたが、音楽ビジネスが根本的に急進的に変わるのを見てきた。そのこと(変化)は、自分が考える適切でふさわしい形でもってオーディエンスと直接の関係が持てるようになることの喜びを教えてくれた」とコメント。

ナイン・インチ・ネイルズは2005年にMySpaceに公式サイトを立ち上げ、メジャーのアーティストの中でもいち早く同サイトの特性を活用し新作の試聴を行うなど、音源のデジタル配信やファイル・シェアリングを推進する方向の動きをみせてきた。2007年5月にも最新アルバム『イヤー・ゼロ〜零原点』のオーストラリアでの定価が30ドル(約3,500円)とレコード会社の意向で高価に設定されていることを不服とし、オーストラリアのファンに向けて無料で音源を配信、また『イヤー・ゼロ〜零原点』のリミックス・コンテストをサイトで実施し、応募作品の中から優秀曲を無料配信するなどもしている。そのため、今後は現在のレディオヘッドのような形で活動をしていくのではないかとみられている。

なお、ナイン・インチ・ネイルズは最新アルバム『イヤー・ゼロ』のリミックス盤『Y34RZ3R0R3MIX3D』を11月20日に発売する予定だが、同作は<インタースコープ>からリリースされる予定だという。
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