カニエ・ウェストは制作を進めている自身の新作について明かしている。
2月20日にアメリカのラジオ局パワー105.1の番組『ザ・ブレックファスト・クラブ』に出演したカニエは新作の80パーセント方はもう出来ていると明かし、サプライズ・アルバムとしてリリースするとも語っている。
「演奏パートもあれば、歌もあるし、ムードを盛り上げるようなものもあるよ。前のアルバムは俺の音楽への異議表明だったんだよ。『そういうことだったら、俺もう家に帰るから』って野球のボールも持って帰っちゃうような感じだったんだ。今度のはね、音楽そのものや喜びを包み込んでいく感じなんだ。人々の役に立ちたいというものなんだよ。とにかく、みんなに気に入ってもらって、楽しんでもらえれば嬉しいんだけど」
カニエはさらにシーアとシカゴのMCのヴィック・メンサが客演する新曲"Wolves"をアディダスの新商品発表イヴェントで披露しているが、もともとこの曲がドレイクとのコラボレーション・プロジェクトから発展したものだったことを次のように語っている。
「この曲は俺とドレイクとで一緒にアルバムをやろうと言ってた時の話が発端となってるんだよね。アルバムは『Wolves』と呼ばれるはずだったんだ。やるって話で、ドレイクもビートのやりとりをしてたんだけどね」
さらにグラミー賞授賞式で自身が乱入しかけたベックの最優秀アルバム賞受賞については次のように語っている。
「ベックの番号は持ってるから電話しようと思ってたんだけど、つい忘れちゃうんだよね。俺はベックのよかれを思ってたんだけどね。ここ8日間くらいで俺にどれだけ嬉しいことが起きてるのか、それと比較してみればわかるだろ。受賞したのはベックなんだよ。俺があんなことやってなかったら、最優秀アルバム賞についてなんか誰も話題にしてないって。ベックはベックのやったことでしっかり表彰されるべきだよ。ただ、最優秀ロック・アルバム賞だよね。あれで最優秀アルバム賞は受賞するべきじゃなかったと思うよ」
また、昨年のミズーリ州ファーガソンの黒人少年射殺事件など警察の差別的な対応について珍しく口をつぐんでいることについては次のように事情を説明している。
「親父に首を突っ込むんじゃないぞって釘を刺されてさ。俺にはもう親父だけが唯一の肉親だから、言うこと聞かなきゃなんないんだよな。まあ、息子の身を心配してるんだと思うけど。だから、あらゆる銃弾の前に自分から突っ込んでいくような真似はできないんだよ」
また、以前交際していたモデルのアンバー・ローズについては「キムと一緒になるまでは俺って1日30回シャワーを浴びさせられてたんだよな」とぼやいてみせたという。なお、アンバーは現在ウィズ・カリファと結婚している。
さらにこのインタヴューでカニエはシングル"オンリー・ワン"をベースにしたゲームの制作に取りかかっていることも明らかにしている。"オンリー・ワン"は他界した母親に成り代わってカニエが自分に語りかける内容になっているが、ゲームについて次のように語っている。
「"オンリー・ワン"のテレビ・ゲームに今は取りかかってて、アイディアとしては母を天国の門に連れてきてるんだけど、母を光に近づけることで最も高い門を通すというゲームなんだよ。もう半年くらい取りかかってるんだけどね」
(c) NME.COM / IPC Media 2015