昨年11月から12月にかけて日本公演を行ったキング・クリムゾンのロバート・フリップが、バンドが解散し続ける理由を明かしていることがわかった。
「Rolling Stone」のニュースを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、キング・クリムゾンの結成50周年の記念イベントを発表したロンドンでの記者会見で、ロバート・フリップは何度もバンドが解散したのはクリエイティブな相違が原因だと語っていたとのことだ。
気づいたことある? これはクリエイティブなプロセスの性質と関係あるんだ。そのプロセスが脇道に逸れたり間違った方向へ行きそうになったら、それを予測できる時点がある。その時点に達した時に、本来の方向性や意図していた軌道を維持するために、修正が必要になるのさ。
また、ロバートは完璧主義者と評されているにも関わらず、バンド内において正確さは相対的な考えとして見なしているとも述べている。
個人的には、ミュージシャンがミスを犯しても構わないと思っている。実際のところ好感が持てるね。だって観客の前でミスした瞬間に、どう対応するかでミュージシャンの質が分かるからさ。
なおキング・クリムゾンは、まもなくSpotifyにてスタジオ・アルバムの全13カタログのストリーミングを開始すると発表していた。
「Rolling Stone」によると、マネージャーであるデイヴィッド・シングルトンはこの動きを「アウトリーチする(より幅広い層に届ける)1年」の一環であると説明し、近々スタートするバンドの50周年記念ツアーに合わせてストリーミングを開始するつもりだと語っているという。