特別企画! ロッキング・オンが選んだ「2010年代 究極の100枚」からTOP20を発表!(5日目)

特別企画! ロッキング・オンが選んだ「2010年代 究極の100枚」からTOP20を発表!(5日目)

2020年を迎えて早くも初夏に。パンデミックの影響で巣ごもりの時間が長引くなか、音楽を心の拠りどころにする人も多いことでしょう。そこで、ロッキング・オンが選んだ「2010年代のベスト・アルバム 究極の100枚(rockin’on 2020年3月号掲載)」の中から、さらに厳選した20枚を毎日1作品ずつ紹介していきます。

10年間の「究極の100枚」に選ばれた作品はこちら!


2017年
『ディバイド』
エド・シーラン


特別企画! ロッキング・オンが選んだ「2010年代 究極の100枚」からTOP20を発表!(5日目)

歌声とギターとループ・ペダルだけで何万人もの観客を魅了する孤高のシンガー・ソングライターの代表作となった3枚目。Spotifyで過去10年間に最もストリーミングされた曲“シェイプ・オブ・ユー”を筆頭に、様々なサウンドの不朽の名曲が詰まったポップの名盤である。

後にエド・シーラン自身が本作を超えるアルバムを作れる気がしないと語ったほどの完成度で、全英/全米チャートで1位を獲得したのみならず、2017年に世界で最も売れたアルバムとなり、第60回グラミー賞では「最優秀ポップ・ボーカル・アルバム」を受賞。しかもこのアルバムの世界ツアーは、音楽史上最高の観客動員数を樹立した。

『÷(ディバイド)』というタイトルは多種多様なジャンルの曲を集めた作品であることを意味しているが、ヴァン・モリソンやエルトン・ジョンといった往年のシンガー・ソングライターの系譜にあるシンプルな曲から、ヒップホップ曲、ソウルフルな曲、北アイルランドのトラッド・バンドと組んだ曲まで、当時の彼がプロデュースできる限りの多様性と現代性を網羅しているのだ。

その上で、全ての曲にエドにしか書けない至極のメロディーを落とし込んでいる。それだけでなく、彼の個人的体験に基づく真摯な歌詞も魅力的で、 “ホワット・ドゥー・アイ・ノウ”には、分断や憎しみよりも愛を求める声が高まった2017年という時代背景が反映されており、タイムレスで普遍的であると同時に時代性もしっかり出ている非の打ち所がない傑作だ。(鈴木美穂)
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