現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号にザ・クロマニヨンズが登場!そういう自信はね、どっかにあるんですよ。自分たちのやってることで誰かがにっこりしてくれるに違いないと。ただそれだけ。それを狙っているわけじゃない
新作『SIX KICKS ROCK&ROLL』完成!
15作目にしてなぜ今もクロマニヨンズのロックはフレッシュな魅力を放ち続けるのか?
インタビュー=杉浦美恵 撮影=磯部昭子
ザ・クロマニヨンズには、1年に一枚オリジナルアルバムをリリースし、そしてそれを引っ提げた長い全国ツアーをまわり、そのツアー終了後にまた次作のレコーディングに入るという、鉄板の美しきルーティンがある。しかしこのコロナ禍で、前作『MUD SHAKES』リリース後の全国ツアーは難しく、残念な想いをしたファンも多かった。その代わりというわけでもないのだろうが、2021年、クロマニヨンズは6ヶ月連続でのシングルリリースを発表し、8月の『ドライブ GO!』を皮切りに、毎月心が躍るロックンロールを届けてくれた。そして年が明けて1月19日、この企画のラストとなる第6弾シングル『ごくつぶし』の発売と同時に、これらの楽曲をひとつの作品にまとめたアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』がリリース。いつものように、いや、いつにも増して、心躍るロックが満載のアルバムの完成である。こんな不自由な時代だからこそ、クロマニヨンズの遊び心にあふれたロックンロールに心底ときめく。今回は甲本ヒロト(Vo)にこのアルバムの制作について、いくつかの楽曲の、そのイメージの源泉について、興味深い話を聞くことができた。(杉浦美恵)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号より抜粋)