今しか見えないものを見て、今しか歌えないことを歌い、夢を手にするまで走り続け、その姿はまばゆいばかりに美しい――現役高校生バンド・ケプラ、その全貌に迫る
インタビュー＝ヤコウリュウジ
高校生の青春を高校生が外連味なく軽快なメロディで歌い上げるんだから、とんでもなくキラキラしてるし、どこまでも純度が高い。「等身大のメッセージ」なんて表現はありふれていて、なんだか安っぽく聴こえてしまうけど、自分の想いをそのまま伝えるのには気恥ずかしさもあるし、どうしたって背伸びしたり、かっこつけたりしてしまうだろう。昨年秋、TikTok上で“これからのこと”がいきなり大バズりした現役高校生バンド・ケプラは自分たちの日常における半径何十メートルという世界を全部抱きしめて、余計なフィルターなど一切なく、そのまま届けてくれるのだ。加えて、高校生だから、なんて言い訳をして臆病になることはないし、自らの可能性を閉ざすこともない。ライブだけじゃなく、MVも撮るし、CDだってリリースする。思いっきりバンドと向き合って、メンバーと音楽にドキドキして、そんな彼らも青春そのものだ。現役高校生バンド・ケプラ、待望の初インタビュー！（ヤコウリュウジ）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号より抜粋）
『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号
別冊SUPER BEAVER
