【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは?

【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは?
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号にRADWIMPS「FOREVER IN THE DAZE TOUR 2021-2022」幕張メッセ公演のレポートを掲載!

「FOREVER IN THE DAZE TOUR 2021-2022」幕張メッセ公演レポート
6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPS、そして、ニューアルバムの真価

文=天野史彬 撮影=ヤオタケシ


RADWIMPSが2021年にリリースしたフルアルバムは、『FOREVER DAZE』と名づけられていた。「永遠の揺らめき」という意味が込められたこのタイトルには、今、この音楽が鳴ることの必然性が深く刻まれていた。その言葉は、とても強固な意志を感じさせると同時に、何にも縛られず静かな宇宙を漂うような、そんな自由な印象を与えていた。

『FOREVER DAZE』。それは2021年という混沌とした時代の空気を纏いながら、同時に、時代なんていうものとは無縁のようで、とても普遍的な響きを持って私の前に佇んでいた。「FOREVER」が喚起する絶対性と、「DAZE」が喚起する非絶対性のシュールな出合い。生きるという迷路と、その路上で見る夢のこと。決して消えることのない悲しさと尊厳。私たちはいつだって不安で、だからこそ、いつだって自由であり得るということ。

「永遠に揺らぎ続ける」――幻惑的ながら生き様をも感じさせるそのタイトルは、「人間って、そういうものだよね?」という根源的かつ本質的な問いかけのようにも思えたし、また、「ロックミュージックって、こういうことだよね?」という、バンドの決意表明、あるいは自問自答のようにも思えた。

そう、だから、「ロックバンドを好きでいてくれて、ありがとうございます」――この日、ライブも終盤に差しかかった頃、“トアルハルノヒ”の演奏後にそう呟くように言った野田洋次郎(Vo・G・Pf)の姿には、強く胸を打たれるものがあった。様々なコミュニティを越境的に横断する彼の本来的な居場所は、常に「そこ」にあり続けてきたのだと。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは? - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号

  • 【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは? - 別冊SUPER BEAVER

    別冊SUPER BEAVER

  • 【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは? - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号
  • 【JAPAN最新号】RADWIMPS、「FOREVER IN THE DAZE TOUR」幕張メッセ公演レポート――6人編成で魅せた現在進行形のRADWIMPSとは? - 別冊SUPER BEAVER
公式SNSアカウントをフォローする
フォローする