【JAPAN最新号】BiSH、今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー!

【JAPAN最新号】BiSH、今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー!

7年やってきて、私たちは消費じゃなくて、ちゃんと6人で何かを残してきたと思うんです――(セントチヒロ・チッチ)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号にBiSHが登場!

今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー!

インタビュー=小栁大輔 撮影=NAKA


2021年12月24日、BiSHが解散を発表した。

知らされた時はもちろん驚いた。セールスも動員もピークを更新し続けている今、念願だった『紅白歌合戦』にも出場を果たした今、ここからさらに開かれた未来がきっと待っている。そう思っていた。
ただ、一方でなんというか、来るべき時が来たんだなとも思った。
僕個人の感覚論で恐縮だが、今思えば、この数年、6人のパフォーマンスには、どこか「いつか、そう遠くない未来のうちに、“解散”することを知りながら」歌い、踊り、そして叫んでいるような空気が漂っていた――そんな気がした。
その抜き差しならない切迫感や、チッチが繰り返し口にしてきた「一瞬一瞬」という言葉があれだけ感動的に、エモーショナルに、たまらなく切なく迫ってきたのはつまり、この6人があらかじめ、その来たるべき瞬間に「向かって」いたからだったのではないか。
BiSHとはつまり、いつだって終わりに向かって、まさに「GOiNG TO DESTRUCTiON」な宿命を背負い、いつか散っていくことを知り、覚悟していたからこそ輝き、スパークしてみせる、そんな潔き徒花のような生命体だったのではないか。
そんなふうに思うのである。

12月連続リリースの第一弾となった曲“FiNAL SHiTS”には、《思い出すのは/苦痛になんないよ》というフレーズがある。
インタビューでも語られているが、かつて、「もう一度BiSを始めるために」BiSHにつながっていく、その根元にあったグループ、BiSのラストシングルで歌われていたのは、《思い出すのも/苦痛になるよ?》だった。“FiNAL SHiTS”の歌詞を書いたのは松隈ケンタと渡辺淳之介だが、ふたりもきっと、今の6人には「思い出すのは苦痛にならないよ」と、後悔なく、まっすぐに歌ってもらいたかったのだと思う。
この両者の間に、BiSHという闘う生命体が、その7年の歩みのなかで、それまでナシだったものを一つひとつアリに変えてきた足跡の素晴らしさのすべてが詰まっていると思う。

2023年の解散まで1年以上の、長いのか短いのかは誰にもわからない、ただ一瞬たりとも忘れることのできない季節のカウントダウンが始まった。JAPANは、その瞬間瞬間を、何ひとつ見逃すことなく追いかけていこうと思う。
6人が今、初めて「解散」を語ったロングインタビューである。じっくりと読んでほしい。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】BiSH、今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号

  • 【JAPAN最新号】BiSH、今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー! - 別冊SUPER BEAVER

    別冊SUPER BEAVER

  • 【JAPAN最新号】BiSH、今、初めて「解散」を語る――6人はなぜ、それぞれのスタートを選んだのか? その胸中を明かした独占インタビュー! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年3月号
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