現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号にハルカミライが登場!俺はハルカミライという名前に相反して、過去大好き人間なんで(笑)。
思い出に救われることを積み重ねての未来だから(橋本)
真価のニューアルバム『ニューマニア』を語る!
インタビュー=古河晋 撮影=岡田貴之
ハルカミライの音楽の良さ、ロックバンドとしてのすごさは最早、不変のものなのでどれだけ時代が変わっても、本質が変わることはない。彼らは、今のコロナ禍のことに限らず、どんな時代になっても本当のかっこいいとは何かを探し続ける姿勢を変えないだろう。ライブにおいては形はなくてもずっと大事にできる何かを観にきた人たち全員に必ず残し、自分たちの存在すべき道を自分たちで切り開き、その道をひた走っていくことだろう。
そんなハルカミライの最新アルバム『ニューマニア』は、前作『THE BAND STAR』の爆発力とも、前々作『永遠の花』のドラマチックさとも違う角度でハルカミライのすべてを出しきった作品だ。しかし、それをハルカミライの新基軸と呼ぶのには抵抗がある。もし普通のバンドならば、この新鮮さには「進化のアルバム」のような言葉が似合うのかもしれないが、僕はこれを「真価のアルバム」と呼びたい。ハルカミライが過去・現在・未来を同じ激しさと熱さと優しさで抱きしめるロックバンドだからこそ打ち立てることができた「真価」がここにあるのだ。橋本学(Vo)と須藤俊(B・Cho)に、この新たな傑作アルバムの誕生までを訊いた。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年4月号より抜粋)