【JAPAN最新号】Eve、シーンのど真ん中から、すべての若い魂を挑発し、鼓舞する。今のEveそのものと呼ぶべき傑作『廻人』、全曲解説!

【JAPAN最新号】Eve、シーンのど真ん中から、すべての若い魂を挑発し、鼓舞する。今のEveそのものと呼ぶべき傑作『廻人』、全曲解説!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号にEve『廻人』の全曲解説を掲載!

シーンのど真ん中から、すべての若い魂を挑発し、鼓舞する。
今のEveそのものと呼ぶべき傑作『廻人』、全曲解説!

文=小池宏和


3月16日、Eveが2年ぶりとなる最新アルバム『廻人』をリリースする。この2年間の、シーンにおけるEveの活躍は本当に目覚ましいものだった。楽曲やミュージックビデオの制作/公開はもちろんのこと、それらは多くの場合、ポップカルチャーのさまざまなトピックと連携しており、カルチャー全体にエネルギーを注ぎ込み衝き動かすような活動を繰り広げてきたのである。もちろん、カルチャーのさまざまな場面で、Eveの表現力が求められたという部分はあるだろう。しかしそれだけではなく、Eve自身が「寄せられた評価や賞賛に甘んじていてはいけない」というストイックな意欲とチャレンジング精神を一層強く発揮し、それら一つひとつが実を結んできたことが、この2年間の快進撃に繋がったのである。“廻廻奇譚”のヒットによる認知度の拡大は、その一端にしか過ぎないと言ってもいいだろう。

2021年末までに、それぞれ大きな話題性を備えたタイアップ曲の数々を世に送り出したかと思えば、今度は同人活動時代のアルバム2作である『Wonder Word』と『Round Robin』をリイシュー。また2月には、Eve feat. 初音ミク名義による初のボーカロイドアルバム『Eve Vocaloid 01』をデジタルリリースするなど、アルバム単位の作品発表が相次いでいる。国内外問わず増加する新たなファン層も、もちろん古参ファンも、触れるべき作品の多さに嬉しい悲鳴を上げたのではないだろうか。次々に挑戦を繰り返しながらメインストリームのど真ん中へと躍り出たEveではあるけれど、決して遠い存在になってしまったわけではない。むしろこの辺りのリリースには、ファンと共に築き上げてきたキャリアと時間を大切にする、そんなEveの人柄が滲み出ているように思える。

さらに大きなトピックとして、独創的なライブフィルム『Adam by Eve : A Live in Animation』がある。ライブとアニメーションと実写映像を融合させ、そこに一編のストーリーを見出すという、にわかには想像しがたい実験精神とスケール感を受け止めさせるプロジェクトだ。『廻人』リリースの前日(フラゲ日)の3月15日からNetflixで世界同時配信されるほか、幾つかの劇場でも公開される予定。音楽と映像の両輪で走り続けてきたEveが、それらを遥かな高みへと進化させるのだ。我々を興奮させてやまない最新フェーズは、間違いなく『廻人』から始まる。今回のアルバム全曲解説をお供に、じっくり向き合って欲しい。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年4月号より抜粋)


  • 【JAPAN最新号】Eve、シーンのど真ん中から、すべての若い魂を挑発し、鼓舞する。今のEveそのものと呼ぶべき傑作『廻人』、全曲解説! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年4月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年4月号

  • 【JAPAN最新号】Eve、シーンのど真ん中から、すべての若い魂を挑発し、鼓舞する。今のEveそのものと呼ぶべき傑作『廻人』、全曲解説! - 別冊MY FIRST STORY

    別冊MY FIRST STORY

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