現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号別冊にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022の全アーティストレポート&セットリストを掲載!
日本最大のフェス、その全記録。4日間108アーティスト レポート&セットリスト完全網羅
夏フェスが、ロック・イン・ジャパンが、帰ってきた――
3年間、お待たせしました。ロック・イン・ジャパンが帰ってきました。
やっぱり我々には、ロックには、そして日本の夏にはフェスが必要なんだ。
そう誰もが感じられた夢のような開催4日間でした。
ロック・イン・ジャパンが開催できなかったこの期間、我々はこの時代、この社会状況の中で、求められる新しいフェスの姿を探し続けました。辿り着いたその舞台は、千葉市蘇我スポーツ公園。そこに各日45,000人、開催4日計180,000人が集まってくれました。
以前までのGRASS STAGEとまったく同じサイズで対面するLOTUS STAGEとGRASS STAGE。その間に設置された計8本ものディレイスピーカー。そしてL字にレイアウトされたPARK STAGEとHILLSIDE STAGE。コンパクトな会場、でも広大なライブエリア。その中を一日中行ったり来たりする参加者の皆さんのマスク越しの笑顔は、常に高揚感に溢れていました。
この夏も、フェスに参加することにはある種の勇気が必要だったのかもしれません。熱中症と感染症、その両方から自分の身を守ることも強く求められました。それを引き受けながら、3年ぶりのロック・イン・ジャパンをとことん楽しもう、そう強く思ってくれた参加者の皆さんの覚悟が、このフェスを成功に導いてくれました。
そして、直撃した台風8号の影響により開催を断念せざるを得なかった最終日、8月13日。とても残念でとても悔しかった。でもこれが夏フェスなんだとも思います。ロック・イン・ジャパンが台風で完遂できないのは初回開催だった2000年以来のことです。すべてが順調に進んでいた新生ロック・イン・ジャパンが最後に受けたこの洗礼は、我々が来年以降に向けてもう一度気を引き締め直すための試練なのだと受け止めています。
出演してくれたアーティスト、残念ながら直前に出演を断念せざるを得なかったアーティスト、急遽のオファーにも快く応じてくれて代役を果たしてくれたアーティスト、そして中止となった13日に出演予定だったアーティスト、それらすべてのアーティストの皆さん、ありがとうございました。
そしてあの祝祭空間を楽しみ尽くしてくれた参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
参加された皆さんにはその思い出を存分に振り返っていただくため、参加が叶わなかった皆さんには少しでも追体験していただくため、この別冊をお届けします。
開催した4日間108アーティストによる全記録を網羅したこの120ページから、新しいロック・イン・ジャパンの新しいメッセージを受け取ってください。(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022プロデューサー 海津亮)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年10月号より抜粋)
【JAPAN最新号】ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022 日本最大のフェス、その全記録。4日間108アーティスト レポート&セットリスト完全網羅
2022.08.30 17:00