【JAPAN最新号】[Alexandros] 2022年、ロックンロール・ルネサンスはどう成し遂げられたのか? 最高傑作『But wait. Cats?』全11曲の革命、そのすべてを語る

【JAPAN最新号】[Alexandros] 2022年、ロックンロール・ルネサンスはどう成し遂げられたのか? 最高傑作『But wait. Cats?』全11曲の革命、そのすべてを語る

このアルバムは、“Aleatoric”から始まったと言っても過言ではない。
ああ、俺がやりたい次のロックはこれなんだなと

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号に[Alexandros]が登場!

2022年、ロックンロール・ルネサンスはどう成し遂げられたのか?
最高傑作『But wait. Cats?』全11曲の革命、そのすべてを語る

インタビュー=小栁大輔 撮影=岡田貴之


前回の表紙巻頭のインタビューは、アルバム完成前どころか、絶賛制作中で、実に臨場感のある、傑作アルバムが完成する直前の発言を掲載したが、今の[Alexandros]には何回話を聞いても聞き過ぎるなんてことはないだろう――ということで再び、今回はアルバム全曲解説という形で話を聞かせてもらった。
8枚目のアルバム『But wait. Cats?』は、何度聴いてもあっという間に終わる究極のロックアルバムである。とびきりのロックンロールアルバムだ。このアルバムに無駄な音などもちろん一切なく、冗長な1秒なんてものもなく、たとえば、音が鳴らない瞬間の間(ま)すら完璧なアレンジとして、聴こえてくる。
この38分13秒は、再生した瞬間、“Aleatoric”の乾いたギターリフが鳴り、“awkward”のつぶやくかのような歌、その繊細な響きが消えゆくその時まで、絶対の確信と自信だけが連なり、揺らぎのない時間が折り重なっていく。
洋平が語ってくれた「これが俺が次にやりたいロックなんだと思った」という言葉は、このアルバムを作っていく過程で4人が手にした実感そのものなのだと思う。

今回、[Alexandros]のインタビューをしてあらためて思うのは、洋平の抱いたビジョンが、[Alexandros]というバンドに本質的な進化を促したこと、そして、新たに生まれたそのハードルを、洋平を含めた4人がそれぞれに、飛び越えたり、薙ぎ倒したり、突進したりしながら、同じ目的地にたどり着くことができたんだなということである。
一人ひとりの発言を抜き出してみたが、それを読んでもらうだけでもこのアルバムを作り上げたことが、いかにシンプルでエッセンシャルな確信を4人にもたらしたのかがよくわかるんじゃないか。笑えるくらいに本質的で明快である。そして、ロックバンドとしてこのまま生きていってほしいと願いたくなる、最高の発言ばかりだと思う。

ロックバンドを生業に生きていくという人生のロマンが詰まったインタビューになった。なんだかとても嬉しい。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年10月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】[Alexandros] 2022年、ロックンロール・ルネサンスはどう成し遂げられたのか? 最高傑作『But wait. Cats?』全11曲の革命、そのすべてを語る - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年10月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年10月号

  • 【JAPAN最新号】[Alexandros] 2022年、ロックンロール・ルネサンスはどう成し遂げられたのか? 最高傑作『But wait. Cats?』全11曲の革命、そのすべてを語る - 別冊ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

    別冊ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

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