ソロ35年の絶頂! 全国5大ドームに続く、横浜アリーナ追加公演完全レポ――
巨人が突き進む前人未到の音楽旅、その現在地のすべて!
文=小池宏和 撮影=西槇太一
宮城・セキスイハイムスーパーアリーナを手始めに、全国5大ドームを駆け抜けた「桑田佳祐 LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」 supported by SOMPOグループ」(通称:5倍返しツアー)の本公演。さらにその追加公演として開催がアナウンスされたのが、年の瀬の横浜アリーナ3デイズ(12月28日・30日・31日)だ。「年末も、お互い元気に頑張りましょう!!」の掛け声のもと繰り広げられた3公演のうち、12月30日のステージの模様をレポートしたい。
全公演チケット完売、計40万人超を動員という盛況ぶりの中で行われた今回のライブツアーは、桑田佳祐が1987年にシングル『悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)』でソロデビューを果たしてから35年に当たる。期間中の11月23日にリリースされた最新ベストアルバム『いつも何処かで』はそれにちなんでか2枚組でトータル35曲を収録しているのだが、ツアーやベストアルバムを含めて2022年の活動が大々的に周年を掲げることはなかった。それは、現在の桑田がまだ長い道のりの途上にいることを表しているのだろうし、ツアータイトルにも窺えるように「今」と「これから」を見つめているからだろう。(以下、本誌記事に続く)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年3月号より抜粋)
ご購入はこちら
他ラインナップはこちら