【JAPAN最新号】坂本真綾、最新シングル『まだ遠くにいる / un_mute』を語る――キャリア27年目の音楽表現、その究極の到達点とは

【JAPAN最新号】坂本真綾、最新シングル『まだ遠くにいる / un_mute』を語る――キャリア27年目の音楽表現、その究極の到達点とは

自分のカラーが決まっていたら、こんなに長くやり続けられなかった。
余白の部分が大きいタイプだからいいのかもしれないですね。
塗り絵でいったら全部は塗ってない感じ

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号に坂本真綾が登場!

最新シングル『まだ遠くにいる / un_mute』を語る
――キャリア27年目の音楽表現、その究極の到達点とは

インタビュー=小栁大輔 撮影=長澤紘斗


本当にすごい歌い手だと思う。無垢で透明な歌、と書けば、坂本真綾の歌声の一義的なイメージを伝えることはできるし、実際そうなのだが、そして本人もまた「何にでもなれる歌声」と説明してくれたりもするが、坂本真綾の歌声には、やっぱり坂本真綾の色が鮮烈にあるのだなと思う。デビューから27年、33枚目のシングル『まだ遠くにいる / un_mute』。アニメ『火狩りの王』のEDテーマである“まだ遠くにいる”を聴いてもらえばわかる。歌い手としての坂本真綾の見事な対応力と、まるで狂ったように展開していく複雑なまでに美しいメロディを、気高く真っ白く「染め上げて」いく歌の力。時代、世界、歴史といった大きな概念を引き受けながら、「生きてゆくんだ」と宣言する力強いメッセージを書き、聴き手の心身にすっと落とし込むように歌う繊細な表現の力。坂本真綾は「何にでもなれる」くらい透明で、それと同じくらい、何でも歌えるほどに軸と価値観がはっきりとある表現者なのだと思う。

ここまで長きにわたり、歌い続けてきた実感とシーンを俯瞰して感じることを語ってもらった。出産直後のレコーディングだったということで、そんな近況から。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年3月号より抜粋)


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