【JAPAN最新号】くるり、再会した3人の音――最新アルバム『感覚は道標』をひもとく

【JAPAN最新号】くるり、再会した3人の音――最新アルバム『感覚は道標』をひもとく

やっぱり、バンドで曲を作るってなったときに、この3人がいいんですよ

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号にくるりが登場!

再会した3人の音――最新アルバム『感覚は道標』をひもとく

インタビュー=山崎洋一郎 撮影=増田彩来


くるりのオリジナルメンバーで、初期の約6年間メンバーだったドラムの森信行(もっくん)と再会して、まるで初期のくるりのように3人で曲を作ってレコーディングしたのが最新作『感覚は道標』だ。出来はもちろんいい感じ、制作の感じもまるで学生バンドみたいなラフな空気でいい感じである(ドキュメント映画『くるりのえいが』で一部始終が観られるのだ)。
じつにくるりらしさに溢れたアルバムなのだが、ではいったいくるりらしさってなんだろう。今回もっくんが戻って3人で作ったのは、岸田も佐藤もそれを再発見して確かめたかったからだと思う。そしてこのアルバムには確かにその答えがある。この3人がせーので音を出したら、そこにくるりらしさは宿る。当たり前だ、この3人が音を出したところからくるりは始まっているのだから。このページの写真のような素のくるりらしさが自然に生まれるのだ。
でも、それがくるりらしさのすべてではないし、くるりの音楽はくるりらしさがすべてなわけでもない。
そのあたりの微妙な経緯も3人で語り合ってくれているのでじっくり読んでください。(山崎洋一郎)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年11月号より抜粋)


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