狂気と儚さ――天使を愛する新星・nyamuraが描く世界。
彼女が表現する理由と、圧倒的なプロデュース能力の秘密に迫る
インタビュー＝つやちゃん
DIYで活動する若手アーティストのプラットフォームとして近年注目を集めているSoundCloud。インターネット発の新たな音楽シーンが生まれ、にわかに注目を集める中、nyamuraは頭角を現した。狂おしさと脆い心情が同居する“you are my curse”が再生数を伸ばし、界隈で一躍注目の存在となる。けれども、実は彼女にはさらなる大きな展開が待っていたのだった。転機を迎えたのは今年の夏に入ってからのこと、“you are my curse”がTikTokで突如バイラルしたのだ。Billboard JAPANのTikTok Weekly Top 20にランクインし、そのまま上昇し4週連続となる1位を記録。《何度も殺した／忘れないであたしとのメモリ／嘘でもいいからなんて嘘だった／ひび割れてたの最初から／期待しないよもう痛い痛いよ》という痛切な歌は、TikTokでサンリオのキャラクターや自撮りとともに天使のような儚いフィルタを通して無数に投稿・拡散されていった。各種サブスクに公開されている曲も未だわずか、謎に包まれたこの新世代アーティストの素顔に迫る。（つやちゃん）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2023年12月号より抜粋）
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