【JAPAN最新号】原口沙輔、狂騒的な社会をポップに描く“人マニア”はいかにして誕生したのか? 5歳から作曲を始め10以上の顔をもつ20歳の実体に迫る

【JAPAN最新号】原口沙輔、狂騒的な社会をポップに描く“人マニア”はいかにして誕生したのか? 5歳から作曲を始め10以上の顔をもつ20歳の実体に迫る

日本のポップスの流れを変える、桁外れの才能の持ち主である。今年5月に「SASUKE」から「原口沙輔」へと名義を変えて発表した1stアルバム『アセトン』は初めて自身を解放させた作品で、15歳からメジャーシーンで活躍してきた彼の胸の内の混沌を覗くことができるのだが、そのサウンドプロダクションが抜群に素晴らしい。幼い頃から音への執着が圧倒的な彼の最高到達点とも言える、テクスチャーにこだわった音だけで構成された、人間の聴覚や神経に問いかける傑作である。

さらに初のボカロ曲“人マニア”を発表すると世に大歓迎され、いまやボカロコミュニティを超えて人々の耳を翻弄し、動画サイトには二次創作が溢れている。クリエイターたちが時代に対する感情と自由な創造力を発露させている「ハイパーポップ」と「ボーカロイド」のシーンに渦巻く熱狂を掛け合わせて、独自の知性で人々の想像を超えるポップアートを作り上げる存在、それが原口沙輔だ。

インタビュー=矢島由佳子 撮影=フジイセイヤ(W)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)


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