【JAPAN最新号】04 Limited Sazabys、「バンド」で生きていく――その信念が結実した15周年記念武道館ワンマン『THE BAND OF LIFE』レポート!

【JAPAN最新号】04 Limited Sazabys、「バンド」で生きていく――その信念が結実した15周年記念武道館ワンマン『THE BAND OF LIFE』レポート!
04 Limited Sazabys、結成15周年! 記念すべきアニバーサリーライブは、子ども時代のメンバー4人が「THE BAND OF LIFE」というボードゲームをやり始めるというオープニングムービーから始まった。サイコロを振ってマス目を進むたびに、フォーリミの過去が甦る。専門学校での写真、小さなライブハウスで爆音を鳴らす映像、懐かしいミュージックビデオ、「YON FES」の盛り上がり、そしてラーメンを作るRYU-TA。走馬灯のように15年を振り返り、たどり着いたゴールは今日、2023年11月12日。「『THE BAND OF LIFE』、ようこそ、彼らの人生のゲームへ!」――そんなナレーションとともにSEが鳴り響くと、いよいよ幕開けだ。いつも通りKOUHEI、HIROKAZ、RYU-TA、そしてGENが登場して1曲目に鳴らしたのは“Keep going”だった。「武道館!」とGENが叫ぶと客席中から「うおー!」と歓声が轟き、「歌え!」というRYU-TAの呼びかけにシンガロングが巻き起こる。“message”では特効の爆発音が鳴り響き、“fiction”ではステージ前方で火柱が上がる。4曲目“fade”までを一気に駆け抜けると、すっかり武道館の空気は温まっていた。「日本武道館にようこそ、名古屋の04 Limited Sazabysです! 『BAND OF LIFE』DAY2、DAY1を超えていきましょう!」とGENの挨拶。「我々の15周年を祝いに来てくれたみなさん、ありがとうございます。俺たちのバンド人生の豊かさみたいなものをまざまざと見せつけられるようなライブをしようと思っているので、一緒にいいとこ行きましょう!」――前回の初めての武道館とはまったく違う、肩の力の抜けたムードが、フォーリミがたどってきた時間を物語るようだ。その後もライブは怒涛の勢いで進んでいく。“Every”に“My HERO”、“Brain sugar”に“Kitchen”と、ここでは比較的最近の楽曲を立て続けに披露。“Kitchen”ではHIROKAZがステージの端まで歩いていって客席を見渡したのだが、その表情にはとてもリラックスした笑みが浮かんでいた。(以下、本誌記事に続く)

文=小川智宏 撮影=ヤオタケシ、ヤマダマサヒロ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)


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