ライブハウスから、そして路上から、今やアリーナをソールドアウトさせるまでに成長したNovelbrightは、常に自らのネクストステージを掲げては、有言実行でその夢を形にしてきたバンドだ。彼らがその先に見据えるのが「世界」であるということは、もはや必然である。昨年迎えた結成10周年を経て、その「世界」へと近づくためにNovelbrightが選んだのは「変化」「拡張」というベクトルだった。僕の仕事は夢を叶えることなので。
これからの10年もバカみたいに大きな夢を追っていこうと思います
2021年の『開幕宣言』、翌年の『Assort』は、世間に「Novelbrightとは?」を知らしめるものだった。そこから約2年ぶりとなる新作アルバム『CIRCUS』は、充分な技量と自信を身につけた彼らが確信的に放つ大変革の1枚である。従来のNovelbrightを更新するような既発曲の一方で、約半数を占める新録曲たちの尖り具合、振り切れ具合は、メンバーも語るように「攻め」の産物。この『CIRCUS』というアルバムは、変わらず自身の夢を追い続けるために、彼らが鮮やかな「変革」を遂げたということを明確に示している。
インタビュー=杉浦美恵 撮影=Maciej Kucia(AVGVST)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年5月号より抜粋)
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