【JAPAN最新号】MILLENNIUM PARADE、新章開幕! 東京から世界を揺らすミレパの新たな物語を読み解く

【JAPAN最新号】MILLENNIUM PARADE、新章開幕! 東京から世界を揺らすミレパの新たな物語を読み解く
5月初頭、millennium paradeが「MILLENNIUM PARADE」と名称の表記を変更するとともに、アメリカではEPIC US、欧州ではRCA UKというソニー傘下のレーベルと契約を結んだことが発表された。それぞれ歴史的に名だたるアーティストの作品をリリースしてきた大レーベルで、これによってミレパは北米、ヨーロッパそれぞれで強力な活動の地盤を手に入れたことになる。というわけでニュースリリースでは「海外デビュー」とか「世界進出」という言葉が散見されたわけだが、もちろん事実としてそういう側面があるとはいえ、今回の一連のMILLENNIUM PARADEのアクションが単に「日本のアーティストがグローバルのマーケットに打って出ていく」というものではないということは、それに際して繰り出されたハイコンセプトで徹底したプレゼンテーションと、これまでのミレパの道のりを見れば一目瞭然だ。こうしてグローバルに表現活動を行うことは常田大希にとって当初からイメージの範疇にあったはずだし、その視点はこのプロジェクトが立ち上がったその瞬間からまったくブレることなく提示され続けてきたからだ。

Daiki Tsuneta Millennium Parade(DTMP)としてこのプロジェクトがスタートしたのは、King Gnuがまだ前身バンド・Srv.Vinciだった2016年。2019年にmillennium paradeとしての活動を本格化させ、2021年にはアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』をリリースし、自分たちのライブを開催する一方で「FUJI ROCK FESTIVAL」に出演、年末には「millennium parade×Belle(中村佳穂)」として『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、その存在感は一気にメインストリームへと浸透した。だが、2021年の活動を終えた常田はミレパが「第二形態」に向けて「潜伏期間」に入るということを明言し、さらにKing Gnuの活動タームに入ったこともあり、散発的な楽曲リリース以外はmillennium paradeとしての活動は沈静化。そんな中、King Gnuのアジアツアーが終わったタイミングで、このビッグニュースが発表されたわけである。
(以下、本誌記事に続く)

文=小川智宏
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年7月号より抜粋)


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