2月11日に行われるはずだったコートニー・ラブ率いるホールのロンドン公演が中止になった。滞在していた場所のすぐそばで暴動騒ぎが起こったためだという。
コートニーはこの日キャムデンにある「プラウド・ギャラリーズ」でライブを行うことになっていたが、Facebookを通じて事前に示威運動の告知を行っていたティーンエイジャーたちが一斉にパーク・レーン(ロンドンの大通り。高級ホテルなどが集まっている)に集結し、そこに駆けつけた警察が周辺の道路を封鎖したため、建物から出られなくなった。
テレグラフ紙によれば、パーク・レーンには数千人の若者たちが溢れ出し、中には5階建てのタウンハウスの屋根に上る者もいたという。出動した救急車と消防車に向かってボトルが投げられることもあったが、幸いけが人は出ることなく事態は収束した。
「警察とティーンエイジャーたちの間ににらみ合いがあったんだ」とある目撃者は同紙に話している。「警察は盾を持って警棒を振りかざし、ティーンエイジャーたちはそこから30ヤード(約27メートル)くらい離れたところで大騒ぎしていた。ひどく張りつめた雰囲気だったよ」
コートニーはこのことについてファンにFacebookで謝罪している。「今夜はパーク・レーンの私の家の外で不法占拠者たちの暴動があったの。ひどく怖ろしかったわ……3,000人が1万人に膨れ上がり、警察は私たちをプラウドのスマッシュ&グラブ(プラウド・ギャラリーズで行われているイベント)に行かせてくれなかった。本当にごめんなさいね。準備万端だったのに、どうしようもなかった」
またコートニーは翌12日、これまで多数の政治家を輩出してきた討論ソサエティ「オックスフォード・ユニオン」(オックスフォード大学の学生が主なメンバー)で1時間ほどの講演を行った。
レコード会社の今後などについて語った講演の中では、2004年のソロ・アルバム『アメリカズ・スウィートハート』は「本当にゴミみたいなレコードだった」と発言する場面もあったコートニー。ドラッグが問題だったと説明している。
「私は同時にミック(・ジャガー)とキース(・リチャーズ)の両方になれるかもって思い込んでたのよね。でも(レコーディング中は)1人くらいは頭のまともな人間がいなきゃならないのよ。だいたい私は2人の人間じゃないし。これまで私に降りかかった悪運の大部分はドラッグ絡みね。30歳より若いときにはどうにでもなるかもしれないけれど、40を越したらそれはもう醜いだけよ」
元ホールのメリッサ・オフ・ダ・マーとエリック・アーランドソンの抗議にもかかわらず、ホール名義で活動しようとしていることについてはこう話している。「メリッサ・オフ・ダ・マー、本当にちっちゃなお尻をしているくせに図々しさだけは誰にも負けない私たちの古いベース・プレイヤーね。彼女は再結成したがっているみたいだけど、私は『メリッサ、私たちはそれなりに意味のあるレコードを2枚作っただけの仲じゃない』って言ったわ。(今後のライブでは)古い曲も演奏するつもりよ。歴史は書き換えられなきゃね」
ホールは2月17日にロンドンで開催される「Shockwave NMEアウォード」で11年ぶりとなるライブを行う。
(c) NME.COM / IPC Media 2010
コートニー、暴動でホールのロンドン公演が中止 翌日は講演会
2010.02.15 17:30