マイケル・ジャクソンの主治医に有罪判決

マイケル・ジャクソンの主治医に有罪判決 - 2010年作『マイケル』2010年作『マイケル』

2009年6月25日にマイケル・ジャクソンが急死した事件で、過失致死を問われていたマイケルの主治医コンラッド・マレーに11月7日有罪判決が陪審によって評決された。

マレー医師は致死量を超える麻酔剤プロポフォールをマイケルに処方したことを否定してきたが、6週間にわたった公判の末、7日の午後1時15分に有罪が確定したとBBCが伝えている。今後、マレー医師は再拘留され、11月29日に刑を宣告される。有罪を言い渡される間、被告人席で静かに聴き入りながら身体をにじり動かしていたマレー医師は最高で4年の禁固刑と薬物処方免許の失効に処されると見込まれている。

日本の裁判員にも似た今回の公判での陪審員らは4日と7日の朝にも慎重に審議を重ねたが、全員一致で有罪との評決に至った。

法廷にはマイケルの両親ジョーとキャサリン・ジャクソンなど親族らが評決言い渡しの1時間前から詰めかけていた。裁判所の外ではファンらが押し掛けていて「有罪、有罪」との掛け声がかかっていたという。

今回の公判では49名の証言者が証言に立ち、300点を超える証拠品も法廷に提出された。3日の最終弁論で検察はマレー医師が怠慢からマイケルの死を招き、マイケルの子供たちからは父親を、そして世界からは「天才」を奪ったと主張していた。一方、マレー医師の弁護側は、マイケルはもともと麻薬中毒にかかっていて、ロスアンジェルスでマイケルが借りていた邸宅でマレー医師がたまたま席を外していた隙にマイケル自身が自分にさらにプロポフォールを投与したと訴えていた。ただ、マレー医師自身は最終弁論で自ら証言することは拒否していた。


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