マドンナ、ロシアのサンクトペテルブルグ公演でゲイへの寛容を訴える

マドンナ、ロシアのサンクトペテルブルグ公演でゲイへの寛容を訴える

ロシアのサンクトペテルブルグ市をツアーで訪れたマドンナは同市がゲイ・パレードを禁じていることへの反対を訴えた。

ロシアではモスクワやサンクトペテルブルグなどで、ゲイやレズビアンの権利を訴えるイヴェントや集会を指すゲイ・パレードが禁じられているが、マドンナはライヴ会場でピンクのリストバンドを配布することで、こうした市の方針への反対をライヴで訴えたと『ハリウッド・リポーター』誌が伝えている。

9日に行われたライヴ会場ではステージの上に、配布されたリストバンドは「ゲイ・コミュニティーへの寛容」を示すものでライヴに駆けつけたファンにぜひ身に着けるようにと促すメッセージが掲げられていたとか。ライヴ中にもマドンナは「自由である権利のために闘おう」と観客に訴え、リストバンドをつけた腕をあげてるように促したが、反応は一様ではなかったという。コンサート中、マドンナは自身の背中に描かれた「No Fear」という文字をさらし、さらにはライヴでもゲイやレズビアンの象徴とされている「レインボー旗」が掲げられていたという。

マドンナは先頃オーストラリアのテレビ番組に出演したエルトン・ジョンに「ドサ回りのストリッパー」呼ばわりれ、「すでにキャリアが終わっている」とも言われて大きな話題になっているが、先月にはMDNAツアーのオーストラリア公演が中止になったことも明らかになっている。また、パリで行われた特別ライヴではファンがマドンナを「淫売」と呼び、「金返せ」と連呼する騒ぎになり、本公演で披露したナチス的な衣装についてはフランスの右翼政党、国民戦線が訴訟と起こすと予告している。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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