8月24日にシンガポール公演を行ったメタリカは、ライヴ前に行った記者会見で、息の長いバンド活動を続けるために必要な心得や健康管理の秘訣などについて語ったという。
カーク・ハメットはヨガに触れて自身を内燃機関にたとえながら、次のように説明したと『メタル・ハマー』誌が伝えている。
「俺はたくさんヨガをやるんだよね。俺たちは全員身体を動かすタイプなんだよ。ロブ(・トゥルージロ)と俺はサーフィンが好きだし。ツアーの合間にもバリで一週間休みを取って、かなりサーフィンをやったんだ。ツアーをやってる間は心身のメンテナンスがほんと重要なんだよ。よく食べて、よく寝て、自分の中のエンジンがしっかり動いているかどうかいつも気をつけてないと。そこがすごく重要なんだ。なんでかって、ステージでぽっくりそのまま死ぬなんて、俺はそれだけは嫌だからね」
その一方でロブは次のように語っている。
「生きてればいろいろ変化を経験するもんだし、その度に適応する必要があるし、身体の欲しがっているものによく耳を傾けて、自分の精神の要求によく耳を澄まして、何を言わんとしているのかよく考えなきゃいけないんだ。それができれば、人生を楽しむのを続けていけるし、信じられなかったようなことも経験できるんだよ。っていうか、正直な話、少なくともカークと俺について言えばね、俺たちはこれまでの人生の中で今が一番サーフィンがうまいわけで、俺たちの歳を考えると、それってなかなかイケてることだなと思うんだね。だから、ステージにもそれを持ち込むと。原理としては同じことなんだよ。ステージに上がったらハードに演奏する、でも、身体のことをよくわかってれば、無理はしないし、身体も傷めないということなんだ」
ラーズ・ウルリッヒはバンドが連れているスタッフについても次のように語っている。
「俺たちにはストレッチをやってくれて、身体の調子を戻してくれる連中が二人揃ってるんだよ。俺たちの首とか腕とか、なんでも治してくれるんだけど。はっきり言って、ロックンロール業界で最も重労働を強いられてる二人だよ。だからね、そういう健康面や身体のメンテについては俺たち、かなり真剣にやってるんだよ。っていうか、ツアーの契約書のリクエスト欄を見てもらうことができれば、すぐにわかるんだけど、楽屋に揃えてほしいものときたら、人参とか、変な野菜とか、風変わりな果物ジュースばっかりだからね。ありがたいことに、ある時期と較べたらずいぶんこの辺が様変わりしてるんだ。だから、健康でいることについてはすごく真剣に考えてるよ。まったくもってね」
さらにジェイムス・ヘットフィールドは次のようにまとめている。
「つまり、俺たちはこの活動をやりたくなくなるまではずっと続けると、そういうことなんだよ。もう気持ちがなくなっちゃったら、やっても意味ないし。でも、俺たちはね、自分のやってることが大好きだし、そういう意味では本当に恵まれてるんだ。だから、これからこの世界に入ってくるバンドに対してアドヴァイスがあるとしたら、自分に正直であれということ、そして音楽も正直にやれということ、好きなもんだけ書けと、そう言いたいね。それだけ単純なことだよ。自分の正直さを見せればね、人はついてくるし、そうなれば自分らしくあることも楽になってくるんだよ」
