板垣李光人、ドラマ『シジュウカラ』で新たな愛の表現に挑む

板垣李光人、ドラマ『シジュウカラ』で新たな愛の表現に挑む

CUT1月号には、板垣李光人さんのインタビューが掲載されています。ドラマ『シジュウカラ』では歳の差の恋愛に挑む板垣さん。美しく影のある青年という役どころは、板垣さんにぴったりな気もしますが、繊細で複雑な愛の物語に挑むことに対しては難しさも感じたそう。演じる千秋という役をどのようにとらえているのか、伺いました。

簡単に言うと、過去にいろいろあった結果、すごく歳の離れた忍と距離が縮まっていく、という役です。ただ、その忍との関係性が一体何であるのかというと、恋愛の要素もあるとは思うんですけど、それだけじゃなくて千秋自身の過去の経験から、母親の幻想を追い求めてる側面もあるんだろうなと思いました。そこがただの歳の差の恋愛のお話とは違っていて……細い糸や太い糸が本当に複雑に絡んでいて解けない状態になっているのが、最初の千秋という感じがします。それが果たして最後に綺麗になるのかどうか、というところですね


恋愛ものであり、職業ものでもある本作。千秋はマンガ家のアシスタントですが、マンガ家という仕事に対しての印象もお聞きすることができました。

芝居も表現ではありますけど、もとから脚本があって、ある程度、自分の演じる役柄はこういう人間です、という大枠は渡された状態で組み立てる――言ってしまえば、レゴブロックみたいなものなんです。でもマンガは、そのブロックの形すら自分で作って、それをまた自分で組み立てていくという作業なんですよね。もちろん、表現や創作活動において、まったくのゼロから自分で作るということはありえなくて、誰だって絶対に、それまでの人生で見てきたものや経験してきたものが血肉となっているものだとは思います。とはいえ、役者とマンガ家では、工程の多さと複雑さが全然違うと感じていて。すごく尊敬しますね


髪をばっさりカットして、イメージチェンジした板垣さんの撮り下ろしフォトは、ため息が出てしまうくらい美しい仕上がりです。CUT1月号でぜひ堪能してください!(畠山このみ)


CUT2022年1月号は現在以下にて購入可能です。

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