ジラフポットの東名阪ワンマンシリーズ、最終日を観た

ジラフポットの東名阪ワンマンシリーズ、最終日を観た

今年8月に3rdミニアルバム『The Quiet Cube』をリリースしたジラフポット。
それを引っさげての全国ツアー東名阪ワンマンシリーズ、ファイナルの新代田FEVER公演を観た。

「ジラフポットは秒単位で成長している」という中野大輔(G・Vo)の言葉どおり、ライブ中でさえ常に新しくあろうという貪欲な
姿勢を貫き、とてつもないエネルギーを爆発させる3人。
3ピースとは思えないスケールの大きいサウンドで一曲目からフロアを圧倒していたが、そこに止まることなく、どんどんメッセージと
勢いを上乗せして観客と共鳴していく。
その様が本当に素晴らしかった。

そして、MCでは中野が「救われるだけじゃ駄目なんだ。みんながどん底にいる時は、俺達が救ってやる」と宣言し、バンドの確かな成長が表れていた。
彼らはこのツアーで音楽を届けることのさらにその先、自分達の音楽で人の美しさや愚かさ、少しの狂気でさえも、すべてを包み込む強さを手に入れたのだと思う。

バンド初の試みとなるアコースティックセットも最高だった。
優しくも芯の通った音色とハイトーンボイスの融合は、ジラフポットだからこそ。
こうした新たな一面からも、このバンドの凄まじい成長スピードとポテンシャルを感じさせられた。(高橋)
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