今年のROCK IN JAPAN FESTIVALのステージでも目撃した人も多いと思うが、Lenny code fictionは潔いほど王道を貫くロックバンドだ。
力強くキャッチーなサウンド、その空間を支配するようなボーカルの存在感、メンバーの個性を感じるプレイ。そこにはステージに立つ者として、凛とした風格があると言ってもいい。
だが、そういうある種の作られたロックバンド像と自分自身のギャップのあいだで、実はメジャーデビュー以降、悩んでいた時期でもあった、というのが今回のインタビュー。
ときには「最近かっこよくない」と、片桐はメンバーにダメ出しをされたこともあったという。それでも、自分たちが憧れていた「かっこいいロックバンド」になるために、Lenny code fictionが導きだしたひとつの答えが、新作『Make my story』になる。
インタビューでは、バンドを組んだころに抱いていた悔しさについても触れて、Lenny code fictionが突き進む原動力についても探った。タイアップに恵まれ、順調にサクセスストーリーを描いているようにも見えながら、泥臭い反骨精神が彼らの原点にはある。
だからこそ、彼らはロックバンドの王道を歩んでいける。
『ROCKIN'ON JAPAN』10月号のインタビューから、そういうLenny code fictionの姿が伝わればいいと思う。(秦理絵)
Lenny code fiction・片桐航に、JAPAN初ロングインタビューしました!
2018.09.03 19:53