前作『ELEVEN FIRE CRACKERS』から16年はあまりにも長かった。
はずなのにこのアルバムを聴くと、不思議とその時間にも感謝したくなる。
ELLEGARDENがいなかった季節を終わらせるために全ての音が鳴っていて、それが本当の意味で今、ELLEGARDENがいるということを証明してくれている。
これからのELLEGARDENがいる季節の尊さで僕たちの「今」を全塗り替えしてくれる、そんなアルバムなのだ。
大好きなバンドが再結成、再始動することは嬉しいことだけど、こんな風に前だけを見せてくれる復活は体験したことがない。
間違いなくELLEGARDENというロックバンドにしかできないことだ。(古河晋)