アーバンギャルド、赤坂ブリッツで初乱闘

アーバンギャルド、赤坂ブリッツで初乱闘

ガーリーとギャルとセーラー服の女子が入り交じったかぐわしいフロアに、ムソルグスキーの“展覧会の絵”が響き渡る。おいおいELPか?と思わず突っ込みたくなるオープニングで、アーバンギャルド初の赤坂ブリッツ・ワンマンは始まった。


私たちの青春はあなたのものです 

と歌われる一曲目“プリント・クラブ”でいきなりぐっときた。
インタビューで、なぜ少女を歌うのか?とじっくり聞いた。それが資本主義という現代のアイロニーだからだ、と天馬は言った。つまり資本主義は少女を商品化することで成り立っているから、少女を描くことが現代批評になるということだ。それがいリアルに伝わってきたライヴだった。

「本当にここでできるとは思わなかった…」と東京ドームでのPerfumeを真似たり、相変わらず下ネタと政治とサブカルと乱れ打ちの絶妙なMC、しかし楽曲をきちんと聴かせているところがとてもよかったと思う。

最後は、日本刀持って巨大キューピーと『キル・ビル』的大乱闘。
終演後ステージには、バラバラに切断された巨大キューピーと、赤い液体と、赤い風船と、白い羽根が一面に広がって凄い惨劇に…。
充実のライヴを物語っていた。
よこたんも、セーラー服に返り血を浴びまくってました。
(井上)
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