cinema staff@渋谷クアトロ

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cinema staffのツアー「SALVAGE YOUR VINYL」、
ファイナルとなる東京公演は、LOST IN TIMEとの2マン。

cinema staffのメンバーはLOST IN TIMEの大ファンで、
LOST IN TIME、海北がライヴの冒頭で言っていたのだが、
彼らから好きな曲を挙げてもらって、
それをセットリストに組み込んだらしい。
道理で名曲揃いのライヴだった。
今年ベスト盤をリリースしたLOST IN TIME。
「続けること」の意味を切々と語った海北のMCが胸に染みた。

そして、「続ける」ということでいえば、
高校時代に結成して以来、じつはこちらも9年の歴史をもつcinema staff。
着々とファンベースを築き上げ、音を磨いてきた。
今日のライヴも、4人の音がぴたっと合ったキメと、
静と動を自在に行き来するダイナミックな展開という、
このバンドの強力な個性がばっちり発揮されていた。
辻のギタープレイのすさまじさは相変わらずだが、
目を見張ったのは飯田のヴォーカリストとしての存在感。
歌も、MCも、立ち姿も、ますますバンドを引っ張るようになっていた。

今日発表になったとおり、
彼らは6月20日にE.P.『into the green』でメジャーデビューを果たす。
ライヴ中に飯田がアナウンスすると、会場はものすごい歓声に包まれた。
そのE.P.からの新曲“into the green”と“棺とカーテン”も披露されたのだが、
とくに“into the green”はなめらかに疾走するドラマティックなメロディが
とにかく印象的、かつ新鮮。期待していてほしい。(小川)
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