フランシス・ビーン・コバーン、父カートを初めて語る

フランシス・ビーン・コバーン、父カートを初めて語る

ローリング・ストーン誌のカート・コバーン号で、22歳になる娘のフランシスが初めて公で父について語っている。
http://www.rollingstone.com/music/features/frances-bean-life-after-kurt-cobain-death-exclusive-interview-20150408

その中でフランシスは、「カートは、自分の何もかもすべてをアートのために犠牲にしなくてはいけないところまで来てしまったのだと思う。なぜなら世界がそれを彼に要求していたから。」。

「それが彼にとって、もうここにはいたくない。僕がいないほうが、世界が幸せになる。と思った、最大の引き金になったのだと思う」と父の死について語っている。

「だけど現実としては、もし彼が生きてくれていたら、私には父親がいたことになる。それは最高に素晴らしい経験になっていたはずだと思う」と、もちろん涙なしでは読めないようなコメントをしている。

フランシスは、カートのドキュメンタリーのエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。

雑誌に掲載されるインタビューは、カートの死、映画、そして母コートニーとの複雑な関係について語っているらしい。以下は、すでにネットで公開されているものの中から、抜粋。

●ドキュメンタリーについて。
「ものすごくエモーショナルな作品。カートが、自分の言葉で自分を語ったのに最も近い内容だと思う」
「私が監督に初めて会った時に彼にカートをどうやって描いて欲しいのか明確に語ったの。絶対にカートの神話にはしないで欲しいということと、ロマンティシズムに語らないで欲しいということ」
「父は思いきり野心的だった。だからバンドをもちろん成功させたかった。だけど、時代のファッキング声にはなりたくなかったわけ」
「みんなが彼に彼自身の野心以上の期待をしたわけ」

●ニルヴァーナのレコードを初めて聴いた時のことを覚えていますか?その時それが自分の父親だと知っていましたか?同じ質問をショーン・レノンにしたのですが、彼は、あなたよりも父親と過ごした時間が数年長かったのですが、音楽を通じてより父を理解したと言っていました。
「私はニルヴァーナがあまり好きではないの。私が好きなのは、マーキュリー・レヴとオアシスとブライアン・ジョーンズタウン・マサカーだから(笑)。グランジには興味がないの。だけど、”Territorial Pissings”はファッキング最高の曲だと思うわ。それから、”Dumb”は聴く度に泣いてしまうの。あれは、カートの受けとめられ方について削ぎ落として描いた曲だと思うから。時代の声という呼ばれ方を不適切だと思うことについて、ドラッグについて。」

●ニルヴァーナのメンバーが家に遊びに来たことについて。
「血というのはすごい不思議なものよね。ある時デイヴと、クリスとパットが私の家に遊びに来たことがあったの。それは、すごい久しぶりにニルヴァーナのメンバーが集まった時のことだったんだけど」
「それでみんなが私を見ているんだけど、全員が亡霊を見ているのが分かったわ。デイヴは、『君は本っ当にカートにそっくりだ』と言ったのよね。それで、みんなで私がもう百万回聴いたような思い出話しをしているわけ。だから、私はめちゃくちゃ退屈な顔してタバコをチェーンスモークしながら、下を見ていたの。そしたら、全員に、『カートがここにいたらまったく同じことをしていたと思う』って言われたのよね」
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