Hudson Mohawkeバンドが参加の最新&強靭ライブを観た!

Hudson Mohawkeバンドが参加の最新&強靭ライブを観た!

最新作『Lantern』が楽しみなハドソン・モホーク。通称HudMo。
http://ro69.jp/blog/yamazaki/124110

この日のライブを観てその期待は超マックスに!めちゃくちゃ良かったのだ。これはもしかしたら今年前半で一番好きなアルバムになる可能性もあると思ったくらい。

私は、NYのアービングプラザ(キャパ1000人)で5月28日に観たんだけど、今回のツアーの大きな変化は、ツアーメンバーを2人連れていたこと。TWO DOOR CINEMA CLUBでもドラムをしているBen ThompsonとキーボードでRedinhoが参加という彼にとっては新しい実験となった。

そう思って最新作からの新曲2曲を聴けば分かるけど、正に最新のツアーでは、生バンドが思いきり効果的になる。

こちら先行公開されたシングル”Scub Books"

”Very First Breath"

ライブでは、最新作の”Ryderz"が2曲目で演奏されたと思ったらもう観客大喜びで大合唱。さらに、”Scub Books"を演奏で再び大興奮なところで、追い打ちをかけるように”Chimes”だったのだが、これが、もうバンドメンバーを入れての演奏だとサウンドが全然強靭に変身している。

もう何がしびれたかと言うと、とにかく全曲でハイを、次のハイを目指しまくっているのだけど、そのサウンドが、思いきりヒリヒリしているところ。元々そうではあったんだけど、それがより強靭になっている。だから、スウィートなソウルのサンプルが使うことで、コントラストがより明確になり目指すものがより分かりやすく浮き彫りになっていたりする。どこか常に痛くて、そしてそれが最高に気持ち良く、新たなハイを与えてくれる。そして、観客の心を激しくかき乱すのに、生のドラムサウンドとキーボードの力が思いきり効果的に活かされているのだ。

今のEDMシーンにおいてこんなのが鳴り響いたらあまりに異端だ。そしてこれまでも認められてはいたけど、今回本当に彼の才能が開花した、ずば抜けたサウンドになったと言えるのではないか。

前回観た時は、アントニーも出演したのでNYだし来るかなあと思ったけど、今回は来なかった。それでも大大大満足のライブだった!

上の2曲の後”Chimes”を聴くと、元々あった要素と、それがどういう方向で進化したのか分かると思う。
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