「天国のチェスターに聴こえるように大合唱してくれ」JAY-Zが追悼。本気のスカイ・フェレイラ、飛び入りザック・デ・ラ・ロチャなどNY秋フェス[The Meadows Day1]

  • 「天国のチェスターに聴こえるように大合唱してくれ」JAY-Zが追悼。本気のスカイ・フェレイラ、飛び入りザック・デ・ラ・ロチャなどNY秋フェス[The Meadows Day1] - Akemi Nakamura

    Akemi Nakamura

  • 「天国のチェスターに聴こえるように大合唱してくれ」JAY-Zが追悼。本気のスカイ・フェレイラ、飛び入りザック・デ・ラ・ロチャなどNY秋フェス[The Meadows Day1] - Maria Sutherland (DS Projects)

    Maria Sutherland (DS Projects)

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アメリカでは音楽フェスが1年の大半を占めるように思える今日この頃。9月15ー17日まで、NYのメッツ球場の駐車場を使った今年2年目となるフェスThe Meadowsが開催され、初日に行って来た。

1) JAY-Z
初日のトリはJAY-Z。『4:44』を発売して初のNYライブであり、地元でのライブである、ということもあってか、フェスなのに窒息寸前のぎゅーぎゅー状態で、依然劣らぬスーパースターな人気ぶりにまず驚いた。

ジェフ・クーンズの有名な巨大バルーンがステージからはみ出す勢いで飾られていてまず圧倒されたのだが、”Run This Town”でライブを開始してから、最新作からの曲と大ヒット曲を間髪入れずに披露しながら、休む間のない、出し惜しみゼロの大盛り上がりのライブとなった。正にこれぞフェスという内容。最新作からの”Bam”では、ダミアン・マーレーも登場で共演。

「自分の原点に戻るんだ」と、”Mercy Me”を披露した後、そのまま続けて”Empire State of Mine”を演奏したのにも会場大熱狂。”Family Feud”も、”Moonlight”も、"The Story of OJ”も同様に、かつての大ヒット曲と並んで次々に披露された。始まってすぐに「権力を持っているのは政府じゃない。俺達ひとりひとりなんだ」と言っていたのが印象的だった。さらに、”99 Problems”は、「ロックでやる」と言って、かつてもやったことはあったけどドラムが生バンドでロックンロールになっていた。

さらに、ハイライトのひとつは、最後から2曲目に演奏した”Numb/Encore”で、共演したリンキン・パークのチェスター・ベニントンに追悼したこと。「この曲は大声で歌って欲しい。天国のチェスターに聴こえるように」と言ったので、じーんと来てしまった。また「俺達は本当に素晴らしい人を失ってしまった。優しい人だったのに。だから光を掲げて欲しい」と言ったので、会場中が携帯の明かりで輝いていた。そして「夢を忘れないで欲しい。自分の中の夢を全部、追いかけて欲しい」と付け足した。

その後に、”Forever Young”でライブを締めくくったのも完璧で、さすがNYを代表する世界のスーパースターなだけにその貫禄を見せつける内容となった。

セットリスト
"Run This Town"
"No Church In the Wild"
"Lucifer"
"Bam" (with Damian Marley)
"Welcome to Jamrock" (with Damian Marley)
"Where I'm From"
"Marcy Me"
"Empire State of Mind"
"FuckWithMeYouKnowIGotIt"
"Family Feud"
"U Don't Know"
"PSA"
"Heart of the City"
"Moonlight"
"The Story of OJ"
"Niggas In Paris"


"Izzo (HOVA)"
"Jigga My Nigga"
"Dirt Off Ya Shoulder"
"On to the Next One"
"Give It 2 Me"
"Big Pimpin"
"99 Problems"
"Hard Knock Life"
"Numb/Encore"
"Forever Young"


2)スカイ・フェレイラ
自分では、「超緊張している」と言っていて、実際イヤモ二の調子が悪いようだったけど、個人的にはこれまで何度も観たライブの中で、最高だったと思う。ステージに立つ姿勢が全然違っていたのだ。これまで観たライブでは、非常に居心地悪そうにしていて、すぐに帰りたいというようなライブをしていた印象だったけど。何か自立心が芽生えたような、しっかり自分の足で立っていると思えるライブだった。それが前にしっかりと出ていたボーカルにも表れていた。"24 Hours"に始まり、”Boys"や、”I Blame Myself”などを披露。バンドのサウンドもこれまで以上に重厚で、緩急のあるポップソングに仕上がっていたのが印象的だった。何よりこの日のライブを観て、新作への期待がかなり高まった。'Til Tuesdayのカバー曲”Voice Cherry”を披露したが、何より嬉しかったのは、『ベイビー・ドライバー』のサントラに収録されたThe Commodoresのスロージャム、”Easy”が聴けたことだろう。

3)ティーガン&サラ
最新作の『ラヴ・ユー・トゥ・デス』が出てから「これが最後のライブなの〜」と言って登場したティーガン&サラ。センスが抜群の”ポップ”ソングが、フェスという場の空気を良い感じで緩和してくれずっとここにいたいと思うような至福の空間を作り出していた。会場が空港の近くなので、飛行機が凄い角度で離陸していくのが目に入るから怖いと、「万が一ステージに飛行機が墜落して私達が死んだら、それはアーティストとしては良いのかもしれないけど……」とジョークを言っていたのも彼女達らしかった。ファンにとって嬉しかったのは、もう発売してから10年になるという”The Con”から、”Call It Off”を超シンプルな演奏で聴かせてくれたこと。正に記念碑的な瞬間だった。

4)Run The Jewels
Three 6 MafiaのGangsta Booや、Joiなどがゲストで登場した豪華なステージだったが、個人的に嬉しかったのはもはや定番といえるザック・デ・ラ・ロッチャがこの日も登場し、”Close Your Eyes"を披露してくれたこと。たまにしかステージに登場しないのにザックはやはりステージにこそ所属するアーティストだ、といつも実感する。時にスロウでおどろおどろしく、時に突き刺すように鋭いラップをこの日も披露してくれた。実はその直後にバックステージで彼らと遭遇。ちゃっかりザックに話しかけてしまった。「アルバム待っているんですけど」と。その答えは、(笑顔)だけだったけど、ステージでのあの鋭さや怖さとは違ってバックステージでは、ニコニコですごく話しかけ安い人当たりの良い人でびっくりしてしまった。益々ファンになった。

5)ブラッド・オレンジ
とにかく最新作の曲が最高なので、もう何度もライブは観ているが、それを改めて実感したのと、なんとこの日の目玉は新曲を披露してくれたこと!「新作を作っている」と言っていた。これまでの延長線上というディスコにジャズサウンドが混じり合ったような、よりスロウでしかしサウンドの聴きどころが満載で、センスの良さがさらに冴えまくっていたソウルフルな曲。女性ボーカルのコーラスが再び効いているのと、最後はフルート?のソロがあるという少し新しいしかしこれまでの曲より壮大でさらに突き詰められたような素晴らしい曲だった。新作は期待して良いと思う!

フェスの2日目は、ゴリラズとアメリカでは久しぶりのライブとなるM.I.A.などが出演。3日目は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズがトリで、新作が楽しみなウィーザー、地元のNASなどが出演する。
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