サシャ・バロンにキャメロン激怒!?

サシャ・バロンにキャメロン激怒!?

さてオスカー秒読み(3月7日)で毎日話題は付きないが、最近の笑える(くだらない)話題。先週くらいに突如プレゼンターとしてサシャ・バロン・コーエンが出演!という情報が飛び交ったのだが、結局ナシに。理由は、彼がプレゼンターとして出演の際のネタをプロデューサーに披露したところ、それをジェームス・キャメロンが見たら激怒して生放送中に帰る恐れがある、と判断されたから(笑)。


そのネタというのは、どうやらサシャ・バロンが青い肌の女性として登場。ナヴィ語でスピーチをするらしいのだが、それを通訳するのが、ベン・スティーラー。しかしどうもスティーラーが彼女の言う通りに訳していないようで、サシャが激怒。服を脱ぐと、お腹が大きくなっていて、それはキャメロンの赤ちゃんだ!と言うらしいのだ。くだらねーーー。サシャ・バロンが『アバター』を笑い物というのは、絶対アリだったと思うけど、このネタが本当なのだとしたら、全然面白くなーーい!まだエミネムの上にお尻で落ちるほうがマシだった。


キャメロンは、「僕はそれがどんな内容だったのかは知らないけど、オスカーは映画の祭典なんだから、どんな笑い物にされようとも、全然オッケーだったのに!」と今日コメントしていたけど。


そんなわけでどうやらサシャは出ないらしいが……実は今回のオスカーの司会の第一候補は彼だったのだ。恐らく、ゴールデン・グローブがリッキー・ジャーヴェイスで成功したからだと思うけど。断ったのか、プロデューサーが考え直したのかわからないが、彼が司会だったら相当スリリングで視聴率も上がっていたかもしれなかったのに。いや、上のネタじゃ、総スカンだったか?アワード賞系は最近すべて視聴率が上がっているので、とにかくオスカーも気合いは入っているはず。


また『アバター』の対抗馬である『ハート・ロッカー』のほうは、火曜日に、アメリカ軍兵士が、物語で描かれているのは、すべて自分のことである、と裁判所に訴えた。脚本家が取材で彼に会ったのは事実らしいが、脚本家は、100人以上の兵士を取材したそうで、彼のことだけを描いたわけではない、と今のところ否定している。例えば、グラミー賞の後に、コールドプレイが訴えられたのと違い、『ハート・ロッカー』は現時点ではアメリカ国内で15億円程度の興行成績しかあげていない。儲かってそうだからふんだくれ、と思っているのだとしたら、全然お金ないですから……。
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