Arcade Fire@MSG!!!!!!終わったーーー!


今日朝起きてからずっと、このコンサートを見届けるまでは、車にあたって絶対に死んだりしたくない、とマジで思っていた。そして、観終わって、取り急ぎ、これ以上望むものなし。

ウィン・バトラーは、「これは人生で二番目に最高の日」。「ヒューストン・ロケッツがニューヨーク・ニックスに勝った日が人生最高の日だから」と事前に言っていたが、確かにそういうことだった。これは、Arcade Fireというバンドの成功のある種、頂点の瞬間であったわけだけど、それは同時に僕らの勝利の瞬間でもあったのだ。僕らが信じてきたものが、奇跡的な勝利を遂げた瞬間だった。ここで歌われたものは、彼らの歌なわけだけど、それは僕らの歌だった。そして、そんなバンドのあり方は、新しくもなんともない。しかし、ロックが絶対に死なないように、僕らは何度でもそれなしでは生きていけないのだということを証明してきた。そして、今日もそんな大事な夜だった。MSGには今夜、「腕を固く組んだ」キッズはひとりもいなかった。
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事