『007 スカイフォール』ボンド史上最高の興行成績記録更新中&ソニー・ピクチャーズの年間興収が史上最高40億ドル越え!

『007 スカイフォール』ボンド史上最高の興行成績記録更新中&ソニー・ピクチャーズの年間興収が史上最高40億ドル越え!

日本では12月1日に公開予定の『007スカイフォール』。すでに公開されているその他の国ではボンド史上最高の興行成績を記録中です。現時点で、6億6900万ドル!535億円くらいでしょうか?

私はボンドマニアではありませんが、この作品思いきり楽しめました。ボンド映画として最もアーティスティックな映画に近付いた作品であり、しかしそれをあくまでボンド映画の枠の中でやってみせたところが、サム・メンデス監督の才能のあるところだと思います。

ボンド映画ファンじゃなくても、ボンド映画をこれまでちゃんと観たことがなかった人でも絶対に楽しめる、単純に映画として良くできた娯楽大作なのです。だから、ボンドファンと、普通の映画ファンの両方を引きつけてこの結果になったのだと思います。納得。日本の皆さんも是非是非に観に行ってください。

とりわけ、アデルのテーマソングが流れるオープニング・クレジット映像がかっこ良すぎます! なのでそれを観たファンがその部分だけをYouTubeにアップしているくらい。Skyfall Opening Credit で捜すとで見付かるかもです。

最新号のカットでも、ダニエル・クレイグと、最強の悪役を演じたハビエル・バルデムのインタビューを掲載しておりますので読んでみて下さい。実は、実際のインタビューの量はあの5倍くらいあって、とりわけダニエル・クレイグは、映画に大変満足だったかとても上機嫌で、普通だったら答えてくれそうもない軽い話題……どんな車を持っていますか?とか(実は可能ならコレクターにもなりたいくらいの車好きでアストンマーチンも持っていたそう)、奥さん(レイチェル・ワイズ)にボンド・ガールをやってと言ったらどう答えるかとか、好きな過去のボンドとか、44歳であの体をどうやって作っているのか(撮影中にも撮影が終わると毎日2時間トレーニングしてたそう!)、好きなボンドガールは? などなどボンドトリビア的な質問もすることができたのですが、それが掲載できなかったのが非常に残念でした。

今年は、トロント映画祭に行った時にも感じたように、『アルゴ』や『ダークナイト・ライジング』なども含めあくまで娯楽大作でありながら、アーティスティックなレベルの高い作品がすごく多く公開されていると思います。

ソニー・ピクチャーズは、今年『スカイフォール』の他に、『アメイジング・スパイダーマン』、『メン・イン・ブラック3』、『21ジャンプ・ストリート』『モンスター・ホテル』、『君への誓い』などもヒットしています。ちなみに、『21』と『君への誓い』は、チャニング・テイタムが主演。さすが”最もセクシーな男”に選ばれただけだけのことあり。

それらの作品のおかげで、現時点では、ソニー・ピクチャーズの興行成績が史上最高の40億ドルなのだそうです……3200億円ということでしょうか?バカみたいなアイドル映画だけが当たっての結果ではないので、素晴らしいことだと思います。バカみたいなアイドル映画も私は好きですが。ちなみに、現在『トワイライト』シリーズの最終章がバカみたいに当たっていて、今週末の興行成績合計というのは、歴代6位だったようです。

これから公開されるソニー・ピクチャーズ映画は、キャスリン・ビグローの”Zero Dark Thirty"。彼女のアカデミー賞6部門受賞作『ハート・ロッカー』はアカデミー賞史上最も興行成績の低い作品でしたが、今作のプレッシャーはこの分でいくとほとんどないのでは……ってことはないと思いますが、少ないのではと思います。

それでは、『スカイフォール』是非観てください〜。
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